1日(水)
JRAは1日、横浜市の横浜スーパーファクトリーで、「2005年JRA年間キャンペーン」について発表した。メーンキャラクターは、SMAPの中居正広(32)。来年のキャンペーンキーワードは「とても楽しい時」などを意味する「BIG TIME」。SMAPPでは、98〜99年に木村拓哉がメーンキャラクターを務め、01年には草g剛、香取慎吾が「馬キャラ」として声だけでキャンペーンCMに出演した。
JRAは1日、フランスのオリビエ・ペリエ騎手に短期免許(4日〜29日)を交付した。
3日(金)
種牡馬引退後、栃木県那須種馬場で余生を送っていたピットカーン(30歳)が3日、老衰のため死亡した。主な産駒はカネクロシオ(新潟大賞典)、ソウシンホウジュ(中山牝馬S)など。
5日(日)
阪神ジュベナイルフィリーズは8番人気の伏兵、ショウナンパントル(父サンデーサイレンス)がゴール前の接戦を制し、1分35秒2(1600m)のタイムで優勝した。断然の1番人気に支持されたラインクラフトは3着に敗れた。
国内外のトップジョッキー14人(外国人8人、JRA5人、地方1人)が4レースをポイント制で競う第18回ワールドスーパージョッキーズシリーズは4日、5日の両日、阪神競馬場で行われ、ホワイト(香港)、スボリッチ(ドイツ)両騎手がともに36ポイントを獲得し、初の同点優勝となった。シリーズ3レース終了時点で34点を獲得して単独トップだった地方・大井競馬所属の内田博幸騎手は、4レース目のゴールデンブーツトロフィーで騎乗予定のダイタクアルビンが出走取り消しとなり、最低の1点しか加算されず、1点差の不運な3位だった。
6日(月)
JRAは6日、大阪市北区の関西広報室で記者会見を行い、2005年4月から06年11月にかけて予定されている阪神競馬場の馬場改造計画の概要を発表した。3コーナーから4コーナーにかけての奥に芝外回りコースを新設、併せて内回りコースを改造する。これにより桜花賞など芝1600mのレースが向こう正面のスタートの外回りコースとなる。また、今年の北海道開催で行った「はくぼ競馬」を来年は夏の小倉競馬でも実施、自動券売機で3連単のフォーメーション投票をする際、現金投入前にマークカードを挿入することで組み合わせ数が確認できるシステムの導入などを明らかにした。
8日(水)
武豊騎手は8日、香港のハッピーバレー競馬場で行われたインターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ第1戦(12頭、1650m)をチェリッシュトで勝ち、日本人騎手として初の海外通算100勝を達成した。1989年にアメリカのアーリントン競馬場で海外初騎乗以来16年目、通算1102戦目での大台到達となった。海外の重賞はGI6勝を含む17勝。同騎手は世界の名手12人が3レースをポイント制で競う同シリーズ第2、第3戦は10、3着で16ポイントを獲得、フランスのC・スミヨン騎手とポイントで並び、同点優勝を飾った。
JRAは8日、騎手の進路の取り方に対する制裁基準と過怠金の改定(増額)について発表した。走行妨害については、騎手の過失の程度によって現行では騎乗停止2日と6日だが、これに騎乗停止4日を新たに設け、騎乗停止6日を「6日以上」に改め、重大な過失と認められ、危険度合によって8日、10日と停止期間が延びる。過怠金については、現行2万円から増額され、5万円は10万円、走行妨害には至らないものの危険、悪質な騎乗に対して科していた現行10万円の過怠金は2日の騎乗停止処分となる。
9日(木)
有馬記念ファン投票の最終集計結果がJRAから発表された。1位は10万52票を獲得した今秋の天皇賞とジャパンカップを制したゼンノロブロイ、2位はエリザベス女王杯連覇のアドマイヤグルーヴ、3位はタップダンスシチー。
地方の大井競馬で、軽種馬の飼料に使用する飼料添加物の「軽種馬用 総合栄養 ミネラル・塩」が競走馬理化学研究所のサンプル検査で禁止薬物のカフェインとテオブロミンが検出されたため、同競馬を主催する特別区競馬組合は9日深夜、10日の開催中止を決定した。問題の添加物を摂取していると見られる10日の出走予定馬が40頭以上いたため、検査に時間が要するとして、10日に予定されていた全11レースを取りやめ、代替開催も行わないことを決めた。
10日(金)
日本馬主協会連合会は10日、兵庫県における台風23号の被災者に1000万円の義援金を贈った。
競走馬の飼料添加物「軽種馬用 総合栄養 ミネラル・塩」に禁止薬物(カフェイン及びテオブロミン)が含まれていたことで大井競馬が開催取りやめとなった10日、JRAでも今週出走予定の美浦トレセン10きゅう舎、44頭が同製品を使用した疑いがあることが分かった。競走馬理化学研究所で検査の結果、全頭「陰性」と判明、出走取り消し馬はなく、予定通り開催されることになった。
11日(土)
史上最多の11年連続リーディングサイアーに輝いた大種牡馬ノーザンテースト(父ノーザンダンサー)が11日、北海道早来の社台スタリオンステーションで老衰のため、死亡した。33歳だった。同馬は1971年カナダ産。競走馬としては20戦5勝、フランスGIのラフォレ賞を勝っている。75年に種牡馬として日本に輸入、76年から99年まで供用され、1648頭に種付けした。82年から92年まで11年連続リーディングサイアー、79年から96年まで18年連続重賞勝ち馬を輩出。また、79年から04年まで26年連続して産駒が勝利を収めた。JRA通算勝利は1754勝、重賞勝利は92勝(うちGI級10勝)と、スーパーサイアーとして一時代を築いた。
阪神競馬第10R境港特別のストラタジェムが勝ち、サンデーサイレンス産駒のJRA年間勝ち数は304勝となり、昨年、自身が記録した種牡馬年間最多勝(303勝)を更新した。
山内研二調教師は阪神競馬第3Rのロードマジェスティが勝ち、JRA通算500勝を達成した。
中央競馬馬主社会福祉財団は11日、兵庫県の44の社会福祉施設に対して、助成金9500万円を贈った。
有馬記念連続5回出走、天皇賞に6回挑戦したメジロファントムが11日、北海道・JRA日高育成牧場で老衰のため死亡した。29歳だった。また、79年のダービーで2着の抽選馬リンドプルバンも同牧場で6日、心不全のため、死亡した、28歳。
12日(日)
朝日杯フューチュリティステークスはマイネルレコルト(父チーフベアハート)が1分33秒4(1600m)のレコードタイムで快勝した。後藤浩輝騎手は(1馬身)GI2勝目、堀井雅広調教師は95年の開業以来、GI初勝利。
武豊騎手は中山競馬第3Rのゴールドルパンで勝ち、昨年に続き自身2度目のJRA年間200勝を達成した。
柴田善臣騎手は中山競馬第7Rのスプリングドリューで勝ち、JRA通算1500勝(1万1783戦目)を達成した。史上8人目、現役3人目。重賞はGI5勝を含む64勝。
坂口正則調教師は中京競馬第4Rのチョウノゾミが勝ち、JRA通算400勝を達成した。
香港のシャティン競馬場で行われた香港国際競走の3レースに出走した日本の(1馬身)GI馬5頭は、いずれも完敗に終わった・。メーンの香港カップ(2000m)のダンスインザムード(ペリエ)は13着、優勝は3歳牝馬のアイルランドのアレキサンダーゴールドラン。香港マイル(1600m)のデュランダル(池添)は5着、テレグノシス(横山典弘)は14着に敗れた。香港スプリント(1000m)のサニングデール(福永)は7着、カルストンライトオ(大西)は14着。優勝したのは、地元香港のサイレントウィットネス(せん馬5歳)が56秒8で昨年に続く連覇を果たし、無敗V記録を「13」に伸ばした。
16日(木)
競走馬の飼料添加物「軽種馬用 総合栄養 ミネラル・塩」から禁止薬物が検出された問題で、JRAは16日、同飼料を使用していた美浦トレセン10きゅう舎の今週出走予定馬43頭について検査の結果、全頭「陰性」と発表した。
JRAは16日、05年度のイメージCMの音楽は一青窈が担当すると発表した。CMは「人と馬とのつながり」をテーマに年間を通じてのストーリー展開。1月から放送の「誕生編」では「ハナミズキ」が使用され、春ごろからはオリジナル曲が流れる予定。
18日(土)
武豊騎手は阪神競馬第11RアクアルミナスSのビッグフリートで勝ち、昨年、自身が記録したJRA年間最多勝の204勝に並んだ。
柴田善臣騎手は中山競馬第2Rのアポロベルーガ(2着)に騎乗し、JRA年間最多騎乗(906回)を達成した。従来は01年に蛯名正義騎手が記録した905回。
オリビエ・ペリエ騎手は中山競馬第8Rのプリモスターで勝ち、JRA通算300勝を達成した。JRA所属騎手以外では史上初。
来年3月のデビューを目指す競馬学校騎手課程21期生の模擬レース(ダート1800m、6頭)が中山競馬の昼休みに行われ、タマモスオードに騎乗した鮫島良太君が快勝した。父は佐賀競馬で活躍している鮫島克也騎手。
19日(日)
武豊騎手は阪神競馬第2Rのダブルティンパニーで勝ち、昨年、自身が記録した年間最多勝(204勝)を更新する205勝目を飾った。この日、5Rと12Rでも勝ち、207勝に伸ばした。
後藤浩輝騎手は中山競馬第9Rのマイネルボウノットで勝ち、自身2回目のJRA年間100勝を達成した。武豊、柴田善臣、安藤勝己、藤田、横山典弘騎手に次いで今年6人目。この勝利でJRA通算700勝も達成した。現役12人目。
20日(月)
JRA主催の「有馬記念フェスティバル2004−」が20日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われた。ジョッキーコーナーでは、コスモバルクの五十嵐冬樹、タップダンスシチーの佐藤哲三騎手が出演。五十嵐騎手は「今年最後のGIで最高の結果を出したい」、佐藤騎手は「有馬記念は3回目。悔しい思いを2度しているので、今年こそ・・・」と闘志を燃やしていた。また、ゼンノロブロイのペリエ騎手はVTRで出演、グランプリ3連覇へ向けての自信を披露した。
藤井正輝騎手(29歳)は20日付で引退した。JRA通算成績は1302戦46勝。また、亀山泰延騎手(29)=1959戦75勝=、藤原英幸騎手(34)=2980戦165勝=は31日付で引退する。いずれも調教助手に転業する。
日本産馬のフェスティバル(牝5歳)が20日、アメリカのGIII重賞・ダリアハンデ(ハリウッドパーク競馬場、3歳上牝馬、ダート1700m、5頭)を快勝した。同馬は美浦トレセンの伊藤圭三きゅう舎所属で2001年にデビューし、新馬、500万、交流重賞のエーデルワイス賞、北海道2歳優駿を一気に4連勝。その後は伸び悩んだが、4歳春に地方・大井競馬に移籍、今年渡米して2戦目の快挙だった。
22日(水)
交流GIの全日本2歳優駿(川崎競馬場、ダート1600m、13頭)は中央のプライドキム(牡、父アフリート、栗東・池添きゅう舎)が1分40秒6のタイムで圧勝した。
競走馬の飼料添加物「軽種馬用 総合栄養 ミネラル塩」から禁止薬物が検出された問題で、製造元の日本全薬工業(福島県郡山市)は22日、原料に禁止薬物の興奮剤「カフェイン」と「テオブロミン」が含まれていたと発表した。同社によると、興奮剤が含まれていた原料は「糖みつ粉末」。中南米原産のカカオ豆の種皮など5種類の天然材で出来ているという。
25日(土)
中山大障害(J・GI)は5番人気のメルシータカオーが圧勝、出津孝一騎手は今年の初勝利を初のGI制覇で飾った。
26日(日)
有馬記念は断然1番人気のゼンノロブロイ(ペリエ)が逃げ込みを図るタップダンスシチーをゴール前で差し切り、2分29秒5(2500m)の日本レコードで優勝、藤沢和雄調教師、ペリエ騎手とも2002年、03年のシンボリクリスエスに続く、同レース史上初の3連覇を飾った。ゼンノロブロイは天皇賞・秋−ジャパンカップ−有馬記念制覇で00年のテイエムオペラオー以来2頭目の2億円ボーナスを獲得した。2番人気に推されたホッカイドウ競馬所属のコスモバルクは11着に敗れた。有馬記念1レースの売り上げは515億6406万3400円で前年比99.9%。表彰式のプレゼンターは今年のJRAキャンペーンサブキャラクターのユンソナが務めた。
26日に全日程を終了したJRAの総売り上げは、2兆9314億3354万3600円で前年比97.4%、総入場人員は809万9985人で同95.2%。総売り上げのマイナスは7年連続、90年以来維持していた3兆円の大台を下回った。
2004年度のJRAのリーディングジョッキーは、昨年自らが記録した204勝の年間最多勝記録を更新し、211勝まで記録を伸ばした武豊騎手が3年連続14回目、リーディングトレーナーは、60勝の藤沢和雄調教師が10年連続11回目。
松山康久調教師は中京競馬第12R尾張特別のカフェムーンが勝ち、JRA通算800勝を達成した。史上25人目、現役2人目。重賞は(1馬身)GI(級)8勝を含む35勝。
石橋守騎手は阪神競馬第2Rのアグネスハットで勝ち、JRA通算400勝を達成した。
鹿戸幸治調教師は中京競馬第2Rのキタサンラブソングが勝ち、JRA通算400勝を達成した。
関西競馬記者クラブは26日、同記者クラブ賞を海外通算100勝を達成、昨年の204勝を上回る211勝をあげた武豊騎手に贈ることを決めた。また、関西テレビ放送賞は武豊騎手、関西放送記者クラブ賞(関西所属新人敢闘賞)は、36勝(含地方1勝)をあげた藤岡佑介騎手、中京競馬記者クラブ賞は中京競馬場の中京記念(メイショウキオウ)、愛知杯(メモリーキアヌ)の2重賞制覇など活躍した秋山真一郎騎手に決まった。
27日(月)
東京競馬記者クラブは27日、総会を開き、同記者クラブ賞を有馬記念3連覇を果たし、10年連続11回目のリーディングトレーナーの藤沢和雄調教師と3歳クラシック3戦はじめ、ジャパンカップ、有馬記念などに参戦し、競馬を盛りあげたホッカイドウ競馬所属のコスモバルクと関係者一同に贈ることを決めた。
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