「競馬ニホン」の中央競馬情報サービス
<この情報は、JRA提供の資料を競馬ニホンで入力したものです>
1998年9月
9月2日(水)
プラザエクウス梅田の入場者が 100万人を突破した。95年4月にオープン
し、競馬と文化の情報発信スペースとして機能しているが、毎日多くのファ
ンが足を運んでくれるようだ。
9月6日(日)
新潟3歳Sは、阪神デビューのロサード(牡、父サンデーサイレンス)が
優勝(2戦2勝)した。一方、小倉3歳S(京都)は鹿児島生まれのコウエ
イロマン(牝、父マークオブディスティンクション)が逃げ切った。これで
3戦3勝。九州産馬による重賞制覇は81年のケンセイグット(日経新春杯)
以来、17年ぶりの快挙だった。両馬とも栗東・橋口厩舎所属馬で、同一厩舎
の同日2場重賞制覇は95年12月23日、阪神・ラジオたんぱ杯3歳S(ロイヤ
ルタッチ)、中山・フェアリーS(マックスロゼ)を勝った伊藤雄厩舎以来、
通算9度目。
仏GTのムーラン・ド・ロンシャン賞(芝1600メートル重、7頭=ミスバ
ーバー出走取消)に出走した武豊騎乗の4番人気シーキングザパール(牝5
歳、栗東・森厩舎)は積極的に先行策を取ったが、直線でいっぱいになり5
着に敗れ、8月9日のモーリス・ド・ギース賞に続く仏GT連覇は成らなか
った。同騎手はこの日、他に3レース騎乗したが、6、2、17着だった。優
勝したのは、O.ペリエ騎乗のアイルランド2000ギニー馬の牡4歳デザート
プリンス(英)。
札幌競馬第8Rでパドック周回中にナリタシルキーが転倒、腰椎骨折を発
症したため、安楽死の処置が取られた。また、フラワータテヤマは馬場入場
後放馬、転倒した際に左寛跛行を発症したため、競走除外となり、同レース
の売り上げの49%に当たる1億1549万6300円が払い戻された。
9月9日(水)
福島競馬場では、先の集中豪雨の災害見舞金として福島県と同白河市、西
郷村に 100万円ずつ贈った。
日本馬主協会連合会は、国民難民高等弁務官事務所(UNHCR)に対し
て 100万ドル(約1億3500万円)の助成金を贈った。
9月10日(木)
日本馬として初の海外GT制覇を果たしたシーキングザパール(牝5歳、
栗東・森厩舎)が午後6時25分、成田着のJAL6512便で帰国した。8月9
日のモーリス・ド・ギース賞(ドーヴィル競馬場)を優勝、9月6日の2戦
目のムーラン・ド・ロンシャン賞(ロンシャン競馬場)は5着の同馬を日本
航空が用意した「おめでとう シーキングザパール モーリス・ド・ギース
賞 海外GT初制覇1998・8・9 仏ドーヴィル競馬場」の横断幕が出迎え
た。
出馬投票を木曜日に土、日一括で受け付け、出走馬を発表(枠順は従来通
りレース前日決定)する“木曜出馬”が10日からスタートした。
9月12日(土)
的場騎手は、札幌競馬第3Rのフラワーラッシュで勝ち、JRA通算1300
勝(1万 776戦目)を達成した。史上9人目、現役5人目。93、95年の天皇
賞・春をライスシャワーで、今年のオークスをエリモエクセルで制するなど
GT9勝、重賞49勝。
阪神競馬場では、シーキングザパールの海外GT制覇(仏、モーリス・ド
・ギース賞)を記念したイベントが行われ、昼休みに植中昌子オーナー、森
調教師、武豊騎手ら関係者が表彰された。
PAT方式の発売時間の延長がスタートした。土曜日の延長発売はGT競
走の前日発売のみで午後7時まで(従来は午後5時まで)。また、日曜日の
早朝発売は当日発売予定の全場全レースを午前7時から(従来は9時から)、
ただし、1〜3月の冬期の間は延長は行わない。なお、4〜12月の間でも著
しい気象状況(降雪・台風など)の変化が予想される際には早朝発売を見合
わせる場合がある。
9月13日(日)
京成杯オータムハンデはシンコウスプレンダが直線鋭く伸びて快勝、重賞
初制覇を飾った。横山典弘騎手は前日の札幌のエルムS(タイキシャーロッ
ク)に続き、土、日2日の連続重賞勝ち。
中山競馬第12Rで6頭が落馬するアクシデントがあった。幸い、大事に至
らず、馬は無事、騎手も軽傷で済んだが、4コーナーで外に逃げるそぶりを
見せて落馬の原因を作ったコシズアルファは3位入線したが失格、柴田善臣
騎手は19、20日の2日間、騎乗停止処分となった。なお、過去の最多落馬は
64年10月31日の中山11Rと77年11月5日の京都9Rの7頭。
中山競馬場では、タイキシャトルの海外GT制覇(仏、ジャック・ル・マ
ロワ賞)を記念したイベントが催され、赤沢芳樹オーナー、藤沢和雄調教師、
岡部騎手ら関係者の表彰式が行われた。
9月14日(月)
第22回全日本リーディングジョッキーが大井競馬場で行われた。ヒカリク
リスタルに騎乗した地元の的場文男騎手が優勝した。同騎手は昨年に続く連
覇で通算4勝目。中央から参戦の武豊騎手は最下位(17着)に敗れた。
9月15日(火)
13日から15日までの3日間、東京・稲城市のよみうりランドで「JRAフ
ェスティバル’98ホースワールド」が開催された。会場内の「スターホース
厩舎」には種牡馬のオグリキャップ、タマモクロスが展示され、14日には福
永、高橋亮、田村真来ら若手騎手9人のトークショー、最終日の15日には西
田ひかるさんがライブや乗馬姿を披露した。
9月16日(水)
交流重賞のNTV盃(船橋)は地元のアブクマポーロ(石崎騎手)が8馬
身差の圧勝でダート重賞6連勝を飾った。2着は中央のウインドフィールズ
(西田騎手)が入った。
JRA役員の発令が16日付けであり、監事の三上惣平氏が再任、理事に小
池尚明、祢津哲哉氏、審査会事務局長に今原照之氏(以上新任)が任命され、
審査会事務局長の田辺俊文氏は退任した。
9月18日(金)
JRAは、今年の安田記念(6着)を最後に引退した96年の皐月賞馬イシ
ノサンデー(牡6歳、父サンデーサイレンス、通算成績22戦6勝=地方競馬
含む)を1億円で購入した。日本軽種馬協会に寄贈し、来春から同協会の千
葉・下総種馬場で繋養される。
9月19日(土)
蛯名正義騎手は中山競馬で10競走に騎乗して、自身2度目の1日5勝を達
成した。5勝目となった12Rのホッカイゲーテは23か月ぶりの出走での勝利
だった。最近の長期休養明けでの勝利は、93年5月8日のタマビッグホープ
(京都)の33か月ぶりが最長記録。
9月20日(日)
オールカマーはダイワテキサスが5連勝で前走関屋記念に続いて重賞制覇
を果たした。代打騎乗の武豊騎手は歴代2位の重賞 120勝目、テン乗りでの
重賞制覇は15勝目。2着にダイワオーシュウが入り、馬主の大和商事が1、
2着を独占。同一馬主の重賞でのワンツーは昨年のチューリップ賞の社台レ
ースホース(オレンジピール、スカーレットメール)以来。
中山競馬第12Rで先週に続いて、落馬のアクシデントがあった。3コーナ
ー手前でチャンプフォルテ(大塚騎手)が前の馬に乗りかかり落馬、後続の
シュウザンホウオー(菊沢隆徳騎手)、シャイニードーター(藤原騎手)が
巻き込まれて落馬した。大塚騎手が全治3日間のケガを負ったほかは人馬と
も異常なく、幸い大事に至らなかった。
神戸新聞杯はカネトシガバナーが快勝、重賞初制覇。デビュー2年目の秋
山騎手も重賞初勝利を飾った。断然1番人気のキングヘイローは3着に敗れ
た。
レース名がタイムス杯からハーベストSに変わった札幌競馬のメインは1
番人気のアラバンサが快勝した。1着アラバンサから最下位6着モリユウス
トームまで馬番が6、5、4、3、2、1と逆馬番でゴール。6頭立てでの
確率は720分の1という珍記録となった。
札幌競馬の昼休みに、種牡馬メジロライアン(12歳、父アンバーシャダイ)
のお披露目がパドックで行われた。
9月21日(月)
JRAは東京・虎ノ門の城山事務所で定例記者会見を開き、障害レースの
振興策などを発表した。障害レースの振興策については、名称の変更(仮称
=ジャンプレース)、クラスに応じて障害の高さを変える、最後の直線はフ
ァンにより近い芝コース、国際レースの設置などさまざまなプランが上がっ
ている。この秋の中山開催からスタートした木曜日の出馬登録(木曜出馬)伴
う枠順の発表については、公正確保の問題はじめ地方競馬との兼ね合いなど
さまざまな問題があるとのことで、早急の実施は難しいとの見解を示した。
国際化については、99年で国際化8か年計画が終了するが、今後は単なる規
制緩和などの受け身の開放ではなく、新たな国際化へ向けて検討する。さら
に27番目のウインズ新白河(福島県西白河郡西郷村)のオープン(11月7日)
などを明らかにした。
JRAは英国のマイケル・ロバーツ騎手(44)に12月20日までの短期騎手
免許を交付した。同騎手の短期免許での来日は4度目。JRA通算では95年
のジャパンCをランドで制するなど 511戦52勝。身元引受人は和田孝弘・シ
ンボリ牧場社長と境征勝調教師。
9月26日(土)
札幌3歳Sは11番人気のマイネルプラチナムが優勝したものの、レース後
に右橈骨遠位端骨折が判明、全治6か月の診断で年内の出走は絶望となった。
5馬身差の2着に12番人気のスタートマーチが入り、馬連2−10は10万3510
円と、札幌競馬史上2番目、JRA重賞史上でも4番目の高配当。1番人気
マチカネテルテルは6着に敗れた。鹿戸騎手は91年タマツバキ記念(ヨドノ
チカラ)以来7年ぶり2度目の重賞Vを果たした。
9月27日(日)
94年の三冠馬(史上5頭目)で種牡馬のナリタブライアン(父ブライアン
ズタイム)が胃破裂のため、北海道・三石町の三石家畜診療センターで死亡
した。8歳だった。引退後は19億5000万円という内国産馬としては最高額の
シンジケートが組まれたが、わずか2世代の産駒(種付け頭数は約 180頭)
を残しただけだった。なきがらはその日のうちに繋養先の新冠町のCBスタ
ッドに葬られた。ナリタブライアンに変化が起きたのは26日午後4時30分ご
ろ。CBスタッドの馬房の中で疝痛=腹痛の症状を見せたため、三石町の三
石家畜診療センターに移送。症状は治まらず、27日午前5時ごろさらに悪化、
午前11時ごろ開腹手術を行ったが、胃が破裂した状態で手の施しようがなく、
正午ごろ安楽死の処置が取られた。同馬は今年6月にも腸閉塞を起こし開腹
手術が行われ、この時は手術は成功し順調に回復していたという。
通算成績は21戦12勝(重賞はGT5勝、GU3勝、GV1勝)、獲得賞金
10億2691万6000円は歴代賞金王。
セントライト記念は10番人気のレオリュウホウ(江田照騎手)が優勝、重
賞初制覇を飾った。1番人気テイオージャは11着に敗れた。
ローズSは休み明けの桜花賞馬ファレノプシス(武豊騎手)が地力をみせ
て快勝、秋緒戦を白星で飾った。
短期免許で来日、26日から中山競馬場で騎乗している英国のマイケル・ロ
バーツ騎手は、1Rのプリンセスエビータで初勝利をあげた。勢いに乗って
3Rでも勝ち、この日2勝、短期免許では通算48勝となった。
札幌競馬場では先週のメジロライアンに続いてこの日、種牡馬バブルガム
フェロー(牡6歳、父サンデーサイレンス)のお披露目がパドックで行われ
た。
9月28日(月)
JRAは大阪・北区のJRA関西広報室で定例記者会見を開き、「指定席
電話予約」制度を導入することを発表した。利便性の向上、機会均等、良好
な地元環境の保持などが狙い。予約対象の席については、当面は東京、中山、
京都、阪神、新潟(夏期)の上級席が中心。利用できるのは信販会社と提携
して作る「JRAカード」の保有者で10月10日から募集を開始、来年3月末
から本格運用する。
9月29日(火)
8月30日に死去した小迫吉光理事(享年57歳)の日本中央競馬会葬(葬儀
委員長・浜口義曠JRA理事長)が29日午後、中山競馬場で行われ、日本調
教師会・鈴木康弘会長、日本騎手クラブ・岡部幸雄会長ら関係者約 700人が
参列、故人の冥福を祈った。
9月30日(水)
菅原隆明騎手(38)=美浦・畠山厩舎=が9月30日付けで引退。JRA通
算 174勝、引退後は調教助手に転業する。