
【トーク】
−中央競馬に物申す−
レディース優勝は別府騎手
レディースジョッキーズシリーズ2008は別府真衣騎手が優勝した。このシ
リーズは金沢、高知、荒尾の3競馬場でそれぞれ2レースずつ合計6競走の
総合ポイントを競う方式である。金沢ラウンドでは中央の増沢騎手が首位に
立ったが、高知ラウンドで岩永騎手が逆転、そして12月3日、荒尾が最終ラ
ウンドだった。
2ラウンドを終えて、首位が54点の岩永騎手(荒尾)、2位が48点で別府
騎手(高知)で、中央の2人(増沢、西原)は40点で4位タイの位置。最終
ラウンドが地元とあって大いに期待された岩永騎手だが、この日は散々で最
下位と中止で大失速。代わって、増沢騎手が3、1着と気を吐いて73点まで
得点を上げたが、1点上に別府騎手がいた。
3つのラウンドで2勝を挙げた増沢騎手が、未勝利に終わった別府騎手に
及ばないという摩訶不思議な現象になったのはポイント制のマジックだろう
か。勝つよりも入着を外さないことが大切。その点で別府騎手は5、3、2、
4、4、2着と手堅く、着外2回の増沢騎手が涙をのんだ。ちなみに西原騎
手は56点で6位だった。
別府真衣騎手は1987年12月8日生まれで2005年デビュー。21歳の誕生日が
もうすぐで、この優勝は何にも代えがたいプレゼントになったことだろう。
4年目ですでに通算214勝(12月5日現在)。今年は54勝(同)で高知リーデ
ィング6位、連対率は2割1分を誇っている。
こういう試みは、中央競馬でもぜひやってみるべきだろう。つい先日、女
性のプロ野球選手誕生が大きなニュースとして取り上げられていた。地方競
馬でも上位争いに食い込む女性ジョッキーがいるし、これが世界でみれば当
たり前のことである。中央競馬だけがカヤの外ではいけない。こういうイベ
ントを根づかせることで男性社会に花が咲くというもの。新しいファン層の
開拓にもつながる。