【トーク】
−中央競馬に物申す−


手術回避の朗報

 武騎手が落馬、尺骨骨折のアクシデントに見舞われた。11月23日の京都5 R、新馬戦の1番人気馬に騎乗していたが、3角で故障発症、その際に負っ たものである。02年に骨盤骨折の大ケガ以後はこれといった故障もなかった が、悪夢が再び襲ったというわけか。  だが幸いなことに、どうやら手術は回避できそうである。これは武豊騎手 のホームページで語っていることで、当初の予測より復帰が早まるかもしれ ない。02年の時も驚異的な回復力を見せており、その面で「鉄人」といえる。  リーディング争いでは他を大きく引き離しており、このままでも東西総合 の首位は揺るぎない。それでもなお、有馬記念の騎乗にこだわるあたりは第 一人者としての使命感だろうか。エリザベス女王杯でスタート直後の落馬、 そして翌週の馬が故障による転倒骨折、いずれも避けられない事故だが、そ れでは済まされないという気があるのかもしれない。  今年の武豊騎手は勝ち星こそ量産するものの、大きなレースとの相性が今 ひとつだった。それがウオッカで天皇賞・秋を制した翌日に園田のJBCク ラシックをヴァーミリアンで勝ち、2日続けて大レース奪取で、さあこれか らという段になっての頓挫だった。誰よりも悔しかったに相違ない。  1日も速い復帰は喜ばしい限りだが、競馬は来年も再来年も続くわけだし、 体さえ治れば誰も追随できないジョッキーだというのは万人が認めるところ だ。02年の大ケガの翌年には204勝、次の年には前人未到の211勝と、故障を バネに飛躍した実績がある。今回もそうであると信じる。万全の体調でター フに戻ってきてほしい。