
【トーク】
−中央競馬に物申す−
2か月差あっても首位へ
9月13、14、15日の変則開催が終了した時点で、内田博騎手が関東リーデ
ィング1位に躍り出た。2位の後藤騎手に2勝差の80勝である。3月1日付
けデビューのハンデを抱えながらのこの成績には驚く。地方競馬通算3153勝
はダテでなかった。
このままのペースで勝ち星を重ねると100勝突破は確実だ。安藤勝や岩田と
いった大物の地方競馬からの転身組は、やはりその年に100勝を超えている。
03年の安藤勝騎手は112勝、06年の岩田騎手は126勝をマークしている。あと
3か月ちょっとで40勝以上を積み上げて、岩田騎手の記録を追い抜くのだろ
うか。
関西リーディングは武豊騎手がデンと構えていて、2か月のハンデがあろ
うとなかろうと、その座は揺るぎない。一方の関東は上位が伯仲の違いがあ
る。だが、このことで「1位」の価値はいささかも下がりはしない。ただ、
2か月も優位でありながら、首位を明け渡した関東の上位常連ジョッキーの
胸中は無念かもしれない。
安藤勝騎手がデビューして03年は連対率が3割を超えていた。それに比べ
るといささか物足りないものの、初めて土、日曜だけの世界に身をおいて水
に慣れない中で2割5分もの連対率は十分に合格点が与えられる数字だ。
地方競馬日本一に輝いたジョッキーにはGIを制したとはいえ、重賞3勝
は物足りなさを覚えるかもしれない。いや、覚えて当然だろう。だが、地方
時代の内田博騎手は1年1年の積み重ねで大輪を咲かせた騎手である。2年
目以降の活躍が大いに注目される。