
【トーク】
−中央競馬に物申す−
サムソン順調の便り
凱旋門賞(10月5日)を目指すメイショウサムソンがフランスへ渡って10
日が過ぎた。これからぼちぼちケイコを強めていくのだろうが、向こうの環
境になじんで、非常にリラックスしているという便りが何よりで、初の海外
遠征にも動じぬあたりは頼もしい。
昨年も凱旋門賞にチャレンジするはずだった。だが、降ってわいたような
インフルエンザ禍で断念を余儀なくされ、秋は国内のレースへとスケジュー
ルを変更したものだ。その昨年は天皇賞・秋こそ快勝だったが、ジャパンカ
ップと有馬記念で敗戦を喫し、大レースを3つともピークで迎える困難さを
痛感させられた。
一転して今年のサムソンはゆったりとしたローテーションを組んでいる。
産経大阪杯がスタート。このレースはサムソンらしさを欠いたものの、天皇
賞・春と宝塚記念で健在ぶりを示す末脚を披露して見せた。勝てなかったの
は単なるアヤにすぎない。
凱旋門賞にはディープインパクトでさえ一敗地にまみれたほどの世界屈指
の大レース。日本馬で惜しかったのはエルコンドルパサーだが、この馬は長
期滞在で向こうの気候や馬場になじませたのがよかったのかもしれない。
一昨年の二冠馬であり、昨年の春秋の天皇賞を制したメイショウサムソン
は、その世代のレベルの高い低いはともかく、その実績においてこれら名馬
たちに引けを取らない。従って、いかに向こうの環境になじむかにかかる。
すべてがうまく運んだ時にはうれしいニュースが飛び込んできて少しも不思
議ではない。歴史の1ページを作ってほしいと願う。