【トーク】
−中央競馬に物申す−


連覇の快挙達成

 今年のダービーは劇的なフィナーレを迎えた。ゴール前、先に抜け出した スマイルジャックをディープスカイがきれいに差し切ってゴールイン。その 瞬間、四位騎手のダービー連覇がなった。JRA史上2人目の快挙である。 過去には98年(スペシャルウィーク)、99年(アドマイヤベガ)の武豊騎手 がいるだけ。  騎手のフリー化時代で、ナンバーワンの武豊騎手あたりには、より勝てそ うな馬が集まる。その武豊騎手をもってしても連覇が一度あるだけ。中央の ジョッキーを志した限りは、ダービーの舞台を踏みたいと誰しもが夢を見る。 出場どころか、2年も続けてVゴールとは、何とも凄いことだ。  平成の中央競馬は武豊騎手の時代といえるが、その中で唯一、関西のリー ディングを取ったのが四位騎手だった。この年は武豊騎手が大きな故障に見 舞われて65勝止まり。そこをうまく突いたわけだが、リーディング1位は1 位。実力なくしてこの座を射止めることは不可能であろう。  四位騎手は05年のシックスセンス、06年のドリームパスポートと連続3着 を経てのダービー制覇である。やはりダービーを勝つにはこういう経験が必 要で、この点で若手ジョッキーとの差が決定的だったかもしれない。若手ジ ョッキーはこの悔しさを来年以降に生かしてもらいたい。  ダービー3連覇は未到の記録である。あの武豊騎手にして、3連覇がかか った00年はエアシャカールを駆って、アグネスフライトと死闘の末にハナ差 で涙をのんでいる。今から来年のダービーとは気が早すぎるかもしれないが、 大記録がかかっているかと思うと、その日が待ち遠しくて仕方がない。