【トーク】
−中央競馬に物申す−


関東偏重

 今年も中央競馬の「祭典」、日本ダービーがやってきた。今年は例年の5 月最終日曜から1週間ずれて6月施行になったが、年末の有馬記念と並んで、 この日は一種独特のムードに包まれる。競馬場全体が唸りを生じているかの ような高揚感。それを味わいたくて競馬場に足を運ぶ人も少なくないはずだ。  オークスもそうだが、ことにダービーの日がやって来ると、ここ数年、い つも心に引っ掛かりを覚える。それは、東西1場ずつの開催であるのに、関 東はオークス、ダービー、片や関西はいうところの従場とされる中京開催だ からである。  京都の天皇賞、秋の菊花賞の日に、関東地区が東京もしくは中山開催でな く、新潟や福島の開催であれば、当然のこと、関東圏のファンはいささか興 ざめな気分に見舞われるだろう。まして、平成に入っては「西高東低」の勢 力図が続いており、そのうえでそういう開催日程ならそっぽを向かれかねな い。  中部地方の方には申し訳ないのだけれども、京阪神に比べて観客数や、そ れに伴った購買力が違うことからしても、この大切なシーズンに京都もしく は阪神で開催をしないのはどういうことなのか。そのためのパークウインズ なのかもしれないが、ナマで競馬に接したうえで、オークス、ダービーの観 戦とでは、おのずと気分は違ってこよう。  競馬会自ら東京、中山、京都、阪神を4大競馬場、あるいは主場としてい る。であれば、少なくともクラシックレースの日は東西とも主場で開催すべ きだろう。日程の都合のあることは承知していても、ダービーの日に関西圏 は京都もしくは阪神で開催がないということに関して、何としても合点がい かない。