
【トーク】
−中央競馬に物申す−
「はくぼ」競走拡大
夏競馬の「はくぼ競走」が根付いたと判断したか、今年は3回阪神競馬を
「はくぼ」とうたわないで、実質「はくぼ」競馬を実施する。これに伴い、
宝塚記念をはじめとする阪神のメインレースは10Rに移行される。他場は従
来通りの11Rがメインという変則な番組になる。
「はくぼ競走」は例年通り2回函館、1回札幌、小倉の2開催で実施され
る。この期間は3場のメインレースがまちまちでややこしい。全レースの馬
券を買うファンは今や少数だろうし、夏場は特にメインレースに絞って購入
のケースが増える。そんな時に各場のメインがバラバラでは、思わぬ勘違い
が生じないとも限らないと、これまでも指摘してきた。
「はくぼ競走」がナイターに移行するための暫定的措置なら、それはそれ
で意味のあることかもしれない。しかし、中央競馬にナイターの「ナ」の字
も出てこない。「はくぼ競走」が悪いとはいわないが、中途半端な時間帯で
あるのは確かで、夏の5時やそこらではまだまだ日差しはきつく、「涼」は
感じられない。
売上げの増加を図っての「はくぼ競走」なのは承知している。テレビ放映
の絡みでメインレースを移動させなければならないことも理解できるが、不
便を放置していいわけはない。まして、どのスポーツでもメインはラストで、
中央競馬だけが長年の習慣で最終一つ前の11Rで認識を得たわけだ。メイン
の移動も例外はある。ダービーや有馬記念など、年に数回なら許されもする。
だが、1か月も2か月もでは、もはや例外になり得ない。
特に今年の3回阪神の10Rメインレースは、これが初めての試みになる。
宝塚記念など、うっかりと11Rのつもりで購入してしまう人が出てくるに違
いない。「はくぼ競走」が本当のファンサービス
なのか、「はくぼ」を拡大したこの際に、もう一度考え直してほしいものだ。