【トーク】
−中央競馬に物申す−


23歳の新鋭に託す

 皐月賞もまた桜花賞同様、主役馬探しに苦労しそうなムードが漂う。そん な中で一歩抜け出した感のあるのが関東馬マイネルチャールズ。京成杯、弥 生賞と連勝もさることながら、中山の2000メートルとの相性が抜群で、確かにう まいレース運びができている。  今年の3歳は牡牝を問わず混戦で、重賞のたびに勝ち馬が変わる「下克上」 を呈していた。2歳王決定戦である阪神ジュベナイル、朝日杯とも1勝馬の、 それも抽選をくぐり抜けた馬の頭上に輝いたものだ。そこへ出現したのが先 のマイネルチャールズだった。  関西馬はひと言で表現すれば低調の年だろう。昨年は結果はともかく、無 敗のフサイチホウオーがいた。ここ最近の関西馬はディープインパクトを代 表に、質量とも関東を圧していた。ところが、2歳王を関東に奪われたりで、 どうもいつもの年の勢いに欠ける。  マイネルチャールズの主戦は松岡騎手。03年デビュー。今年が6年目、関 東のホープである。デビューの年が11勝、以来、順調に勝ち星を重ねている。 途中、ケガで勝ち星が減った(06年)ものの、昨年はコイウタで念願の中央 GIを制したし、今年は早くも重賞3勝だ。  クラシック戦での松岡騎手は昨年、実に悔しい思いを味わった。サンツェ ッペリンでヴィクトリーと激闘を演じた末にハナ負け。1年の歳月はその時の 悔しさをプラスに変えただろうか。今年は人気馬にまたがる。伏兵でアッと いわせるのもいいが、人気馬で堂々と勝ってこそ価値も高まる。長らく低迷 が続いた関東勢は、23歳の新鋭に反撃の手綱を託す。