
【トーク】
−中央競馬に物申す−
止まらぬアドマイヤ
冠名「アドマイヤ」の進撃が止まらない。中山金杯のアドマイヤフジに始
まって、阪神大賞典のアドマイヤジュピタまで、今年は早くも5頭で6つの
重賞を制している。夫人名義のカンパニーの中山記念を加えると7勝。1年
の4分の1でこの数字はすさまじいばかりだ。
近藤利一氏が中央競馬で最初に持った馬は、1985年生まれのカイタイオー
だと思われる。父サンディクリーク、母グリーンファイトの牡馬で7戦1勝、
728万円を稼いだ。当初は「アドマイヤ」でなかったり、「アドマイヤ」を後
ろに持ってきたりしたが、最近はほぼすべて「アドマイヤ」で始まる馬名を付
けている。
「マイネル」でおなじみのクラブ馬主は牡に「マイネル」、牝を「マイネ」
と使い分けており、これだと即座に牡馬か牝馬かが判断できて分かりやすい。
頭数が多いために生まれた色分けだろうが、そのうち「アドマイヤ」も頭数が
さらに増えると、こういう色分けをするかもしれない。
「アドマイヤ」で強い、あるいは強かった馬は数多い。その中で最も印象に
残るのはドバイを勝ったアドマイヤムーンもだが、やはりアドマイヤベガとア
ドマイヤグルーヴではなかろうか。どちらも名牝の母を凌ぐほどの働きで、サ
ラブレッドにおける血の威力を改めて示した好例である。
それにしても、「アドマイヤ」が一斉に動きだしたかと錯覚を覚えるほど、
最近の重賞レースを席巻している。風に乗ったとでもいうのだろうか。これか
ら始まる古馬の大レースは間違いなく「アドマイヤ」が主役の一翼を担うだろ
う。どの馬がストップをかけるのか、今年の春はそういう見方をするのも面白
いかもしれない。