【トーク】
−中央競馬に物申す−


咲かそう関東の皐月

 急激に春めく今日このごろ。クラシックレースが身近に感じられるように なった。桜花賞トライアルは3つとも終了している。昨年の超ハイレベルと 違って、今年はどうも混とんムードのようだ。一方、皐月賞トライアルの弥 生賞は関東馬マイネルチャールズが制した。ころころ変わる重賞勝ち馬にあ って、京成杯、弥生賞連勝は見事だった。  平成に入ってすでに20年。この間、ほとんどの年が「西高東低」の図であ る。桜花賞の関東馬は2勝18敗。16年のダンスインザムード、18年のキスト ゥヘヴンだけ。皐月賞は桜花賞ほどではないが、それでも5勝15敗と、完膚 なきまでやり込められている。待ち焦がれていたところに出現したのがマイ ネルチャールズといえる。  昨年、美浦にはポリトラックコースが完成した。ここでトレーニングを積 んで、大きな成果を残したのが朝日杯のゴスホークケン。こんなに早く効果 が上がるかはともかく、ひとつのきっかけを作ったのは確かなようで、今年 になって京都、阪神競馬で関東馬が勝たない日がないほど。こんな現象は久 しく見なかった。  マイネルチャールズはブライアンズタイムの仔である。ヴィクトリーに続 いて皐月賞連覇を目指すわけだ。サンデーサイレンス亡き後はSS産駒で上 位を争う図式だったが、ここへきてブライアンズタイムの活躍が目立つ。何 より、ダート戦に強いのと頑健なのがいい。  関東馬がモタつく間、関西ではナリタブライアン、ディープインパクトと いった不世出の名馬が誕生した。片寄りすぎは何にしてもよくない。関東馬 の皐月賞勝ちは16年のダイワメジャー以来、途切れている。今年はぜひとも、 関東の「さつき」を咲かせてもらいたいものだ。