
【トーク】
−中央競馬に物申す−
07年のJRA賞決まる
289人の競馬記者投票による07年度のJRA賞が決まった。年度代表馬に選
出されたアドマイヤムーンをはじめ、各賞とも予想通りの顔ぶれであったよ
うだ。投票結果で面白かったのは、最優秀3歳牝馬と最優秀父内国産馬で、
両賞ともダイワスカーレットが取ったわけだが、3歳牝馬はダイワスカーレ
ットが275票で圧倒的だったのに対し、父内国産馬の方は162対123と拮抗した。
60数年ぶりの牝馬ダービー馬となったウオッカに何か一つ賞を与えたいと
いう心理が働いた結果かもしれない。最優秀父内国産馬の投票で「該当馬な
し」が1票あった。ダイワスカーレット、ウオッカ、さらにアストンマーチ
ャンなどがいるにもかかわらず「該当なし」とはどういうことなのか。
ダイワスカーレット、ウオッカとも甲乙つけがたく、迷った末のことだっ
たとしても、これだけハイレベルの3歳牝馬の最優秀馬を該当なしとして、
軍配を天井に上げたのは理解に苦しむ。
春秋の天皇賞を制したメイショウサムソンと、牝馬のダービー馬ウオッカ
は結局、特別賞に落ち着いた。サムソンもウオッカも年によっては一つ二つ
の賞はおろか、年度代表馬に選出されても不思議はなかった。不運にも、昨
年はサムソンの前にアドマイヤムーン、ウオッカにはダイワスカーレットが
いたということである。
侃々諤々、こういう選出には活発さが望まれ、また、その期待通りであっ
たに違いない。08年はどの馬が我々の心を捕らえるのか。3歳馬にヒーロー、
ヒロインが出現するのか。競馬はこうして毎年が新しい。だから、マンネリ
化せず、そこに携わる人たちが若々しさを保つ秘訣かもしれない。