【トーク】
−中央競馬に物申す−


米遠征アウト

 6月23日の阪神競馬11R(グリーンS)で、1位入線のペガサスファイト が直線で外に斜行したため降着、福永騎手に7月8日までの騎乗停止処分が 科せられた。これにより、7月6、7日に予定していたアメリカ遠征がアウ ト。アメリカンオークスのローブデコルテには、岩田騎手が騎乗することが 決まった。  福永騎手のアメリカ遠征といえば、一昨年のシーザリオが記憶に新しい。 アメリカのGIを初めて勝った日本の人と馬として、歴史の1ページを飾っ たものである。今年の3歳牝馬はハイレベルだから、環境に戸惑わない限り、 ローブデコルテが優勝する確率は、かなり高かったはずだ。  福永騎手は昨年末の阪神競馬でも騎乗停止処分を食らっており、半年ほど でまた、ラフプレーによる処分を受けたことになる。一瞬の出来事だから、 避けられないことであったかもしれないが、半年に一度の割合は感心しない。 期待の大きなジョッキーだからこそ、あえて苦言を呈しておく。  今年の福永騎手は出だしで遅れたせいもあって、いつもの年ほど勝ち星が 伸びていない。オークスに勝って、天皇賞・春とダービーは2着と気を吐い たものの、特別勝ちは5つ、それも左回りが多いものだから、京都や阪神で 目立つ活躍がない。せっかく右回りでメインレースを勝ったかと思えば、降 着とは何とも皮肉だった。  ここまで通算873勝、JRA重賞60勝。単に勝ち鞍なら、父親の洋一さん (983勝)を抜くのは時間の問題である。だが、父親の騎乗ぶりを知る者から みれば、まだ物足りなさが残る。騎乗停止処分が解ける7月14日は、ちょう ど夏競馬の開幕である。今年は新潟競馬を主にするらしいが、毎年、夏場の 成績がよく、これまでの分を取り返してオツリがくるくらいの働きを期待す る。