
【トーク】
−中央競馬に物申す−
宝塚記念は超豪華版
上半期を締めくくる宝塚記念はこの日曜日(6月24日)に行われる。その
顔ぶれは、どうやら超豪華版になりそうである。昨年と今年のダービー馬の
揃い踏みに加えて、安田記念馬ダイワメジャー、海外GI優勝のコスモバル
ク、アドマイヤムーンなどなど。夏休みに入るケースが多いこの時期に、こ
れだけの大物が参戦する年も珍しい。
今年の特徴は牝馬が強い。60何年ぶりに牝馬のダービー馬が誕生したこと
が、その最たることだろうが、そのほかにもNHKマイルCだとか、二強不
在のオークスがレースレコードだったように、3歳牝馬のレベルが格別に高
いのは確かなようだ。
ダービーの後に宝塚記念というローテーションは、3歳馬にとっては厳し
いに違いない。ダービーをピークに仕上げたことで、その状態を持続させる
ことが困難なのである。そのうえ、古馬の壁が存在する。何年か前にネオユ
ニヴァースが挑んで破れている。
海の向こう、アメリカでも三冠最後のベルモントSは102年ぶりに牝馬が優
勝した。何かを暗示しているのだろうか。つまり、牝馬への追い風は日本に
もアメリカにも吹いているわけで、その風が続くとすれば、ウオッカはむろ
ん、カワカミプリンセス、スイープトウショウといった古馬牝馬も侮りがた
い。
2000mを超えるGI級の大レースでは、どうしても牡馬に分が認められる。
が、稀にそれを覆す牝馬が出現する。エアグルーヴ、今年のウオッカなどが、
女傑といわれるのも当然であろう。単に顔ぶれだけでも凄いが、今年の場合
は牝馬への追い風がどれほど強いのか、そんな見方も楽しみな宝塚記念であ
る。