【トーク】
−中央競馬に物申す−


強運の外国産馬

 5月20日にシンガポールで行われた国際GI、シンガポール・エアライン ズ・インターナショナルカップ(芝2000メートル)は、JRAのシャドウゲイト が勝ち、2着にもホッカイドウ競馬所属のコスモバルクが入り、日本馬が1、 2着を占めた。昨年は、今回2着のコスモバルクが勝っており、日本馬の連 覇という、うれしい結果に出た。  今年に入って、日本馬の海外GIはドバイのアドマイヤムーンに続いて2 勝目である。これから、どんどん遠征して、大きな土産を持って帰る馬が少 なくないはずだ。先のオークスを制したローブデコルテも、夏には海外のG Iに挑戦するそうである。7月初旬のアメリカン・オークスが有力らしい。  アメリカン・オークスは、一昨年シーザリオが快勝し、昨年はアサヒライ ジングが惜しいレースをしている。オークスからのローテーションがちょう どいいのかもしれない。もし、ローブデコルテがこのレースに出走するなら、 日本馬がアメリカのGIで3年連続で連絡みの可能性は、かなり高いといえ る。  今年の3歳牝馬は、ウオッカやダイワスカーレットなどはマイル戦で牡馬を 凌ぐほどの数字を残している。また、NHKマイルCでは、桜花賞大敗のピ ンクカメオが皐月賞善戦の牡馬を一蹴したり、牝馬二強不在のオークスがレ ースレコードだったりと、非常に強い。  海外遠征ともなると、描いたシナリオ通りに運びにくいものかもしれない。 輸送、検疫、慣れない環境など、牝馬ゆえに牡馬以上に神経を使うことにな る。だが、最近の日本馬は、それほどヤワではない。ローブデコルテは外国 産馬で初めて日本のクラシックレースに勝った、強い星の下に生まれた馬だ。 必ずや、うれしい報告を持って帰って来るに違いない。