
【トーク】
−中央競馬に物申す−
「G」と「Jpn」に区別
格付け表記が変更される。これは、国際せり名簿委員会が定めるパートT
国の基準に従うもので、国際ルールにのっとった表記というわけである。国
際競走であるジャパンC、春秋の天皇賞などは従来通り「GI」だが、それ
意外の重賞、たとえばダービーや桜花賞は国際レースでないから、「Jpn
T」になる。これはGII、GIIIについても同じだ。
この格付け表記の変更は中央も地方も同じで、地方の場合は国際競走がな
いので、現在のところはすべて「Jpn」になる。読み方はこれまでと一緒
で「ジーワン」「ジーツウ」「ジースリー」ながら、活字になってしまうと、
大きな違いが生じる。
中央競馬がグレード制を導入したのは昭和59年(1984年)。ようやく、そ
の名が浸透、定着したところでの変更には、いささかの戸惑いは禁じ得ない。
しかし、日本が国際せり名簿の一員である以上は、ルールに従えといわれれ
ば、従うのが当然であろう。
「GI」と「Jpn」の区別は、ひょっとしたら生産界では歓迎されるか
もしれない。「GI」勝ちはステータスシンボルになる。だが、日本のサラ
ブレッド、特に牡馬は、何が目標といって、ダービーに勝るレースはない。
そのダービーがローカル扱いの「JpnT」では格好がつかない。また、レ
ベル的にも「GI」の資格は十分すぎるほどだ。
格付け表記の国際ルールは、1)外国調教馬が出走できる国際競走であるこ
と、2)過去3年間の競走内容評価において、一定の数値基準(レーティング)
を満たしていること、3)新設後3年間の競走実績があることの3点。ダービ
ーや桜花賞、あるいはそのほかの重賞に関しても、国際競走にすれば、ほと
んどのレースが国際ルールをクリアする。日本のクラシックレースの最高峰
は「GI」でなければならない。