【トーク】
−中央競馬に物申す−


賢兄賢弟

 ポスト・ディープはどの馬か。3歳世代のここまでのレースで、これはレ ベルが高いと思わせるのは、12月24日の中山。ホープフルSであるかもしれ ない。札幌2歳S、デイリー杯、朝日杯フューチュリティS、阪神ジュベナ イルF、ラジオNIKKEI杯など、それぞれが好レースの重賞だったが、 なぜか、この普通のオープン特別が気になる。  レースは芝2000mの15頭立て。前半600m34秒8。1000m58秒5のハイペー スが待機馬に味方して、ニュービギニング、サンツェッペリンが1、2着。 ニュービギニングの上がり3ハロンは35秒6で、数字はそれほどでなくても、見 た目の末足は凄かった。  このレースの2着馬サンツェッペリンは次走、京成杯勝ち。早めに動いて 4着のクルサードは若駒Sで負けはしたものの、オク深い内容を残したし、 9着ブラックオリーブは適鞍の白梅賞を余裕で圧勝している。つまり、この 世代のホープフルSは出世レースといえるかもしれない。  ビギニングは英語で開始、あるいは年代の初め、起源という意味を持つ。 ディープインパクトが去った後、その弟が新たな伝説づくりに挑むとすれば、 これほどぴったりくる馬名はない。それにしても、ディープインパクト、ブ ラックタイド、レディブロンド、そしてニュービギニングを生んだウインド インハーヘアは偉大。  2月4日、つまりこの日曜日に東京競馬場で共同通信杯が行われる。そに こ3戦土つかずのフサイチホウオーが出走を予定しているようだ。ニュービ ギニングがこれに挑む。ここで難敵を倒すようなことになると、それこそ 「兄弟揃って三冠」の声がかかって不思議はない。そういう話が現実味を帯 びるなら、一気に中央競馬が熱くなる。