
【トーク】
−中央競馬に物申す−
ラストまでつば競り合い
05年の中央競馬も、あと2週を残すばかり。注目のリーディングトレーナ
ー争いは、ここへきてももつれている。瀬戸口厩舎が先週2勝を積み上げ49
勝で首位、藤沢和厩舎が47勝で続き、さらに音無厩舎、森厩舎が追っている。
10月23日終了時点では瀬戸口厩舎が抜け出して、藤沢和厩舎は9勝差をつけ
られていた。それをここまで挽回したわけだ。
リーディングトレーナー争いで藤沢和厩舎は常勝といってよい。年間50勝
以上のペースを維持できるのは、この厩舎以外に見当たらない。その常勝厩
舎も今年は秋競馬が始まるまでは取りこぼしが目についたものだ。だが、気
がつけば、いつの間にか連対率もぐーんと上がっていた。
地方との交流競走を加えた勝ち星では森厩舎が51勝(中央38勝、交流13勝)
でトップ。交流戦を加えた数字でリーディング云々は異論もあろうが、藤沢
和厩舎はほとんど交流競走に出走させていないハンデを背負いながらだから、
底力というほかない。
ただ、今年の藤沢和厩舎は、どういうわけかG競走に縁がなく、ここまで
GIIが1勝、GIIIが2勝にとどまっている。ゼンノロブロイ、ダンスインザ
ムードといったエース馬が未勝利では、こういう内容なのも無理からぬとこ
ろかもしれない。その意味では物足りなさを感じてしまう。
ディープインパクトが無敗で三冠、シーザリオがアメリカのGIを快勝す
るなど、話題の面では今年のJRA競馬は久びさに華々しかった。昨年の年
度代表馬のゼンノロブロイはこのままでは終われない。締めくくりの有馬記
念で存在感を示さなければならない。そして、それが実現した時、藤沢和厩
舎に名も実ももたらすに違いない。