【トーク】
−中央競馬に物申す−


ロブロイ惜敗

 クビ差。悔しい、何とも惜しい2着。8月16日、イギリス(ヨーク競馬場) のGI・ジャドモントインターナショナルS(芝2080b)に挑んだゼンノロ ブロイは、壮絶な追い合いの末、キネーン騎乗のイタリア馬エレクトロキュ ーショニストに惜敗した。実況中継が肝心な直線で画面が途切れる不手際が あったものの、音声のみでも力が入った。  ゼンノロブロイは昨秋のGIを3連勝した、押しも押されもしない日本の エース。今季は宝塚記念を使って、このレースへぴたりと照準を合わせた。 すでに海外競馬のノウハウを知り尽くしたトレーナーとジョッキーで、調整 も万全。それだけに、何としても勝ちたかった。  「よく頑張ったけど、残念だった」と、期せずして藤沢和師、武豊騎手か ら、こういったコメントが口をついて出た。そこに、言うに言われぬ悔しさ が表れていたように思われる。物凄いデッドヒートで、1〜4着がクビ、ア タマ、1/2差。7頭立てとは思えない迫力を伴ったものだが、勝負は非情にも イタリアに「金」、日本は「銀」だった。  このレースで武豊騎手は騎乗停止処分を食らった。追い合った時のムチの 使い方が規則に触れたということである。我々サイドとしては大いに納得し かねるが、そこは各国それぞれのルールで、だめだといわれれば、それに従 うほかはないのだろう。  今年はシーザリオがアメリカのGIを快勝して、輝かしい歴史を開いた。 ゼンノロブロイも、あそこまでいけば勝ってほしかったが、この2つのレー スで日本馬のレベルが高いことが証明された。ゼンノロブロイ自身、この先 に必ずチャンスがめぐってくるはずだし、無敗の二冠馬がいる。海外競馬も いいが、とりあえずは日本の秋競馬も楽しみだ。