【トーク】
−中央競馬に物申す−


評判通りの新血種

 2歳競馬真っ盛り。先週には早くも函館2歳Sが行われている。2歳競馬 に強いサクラバクシンオー産駒は今年も健在だが、新血種の活躍も見逃せな い。それも、外国からの血でなく、内国産アグネスタキオン産駒が評判通り に走っている。  アグネスタキオンといえば、4連勝で皐月賞を制し、ダービーも確実視さ れながら、故障で無敗のまま引退を余儀なくされた馬である。同期にクロフ ネ、ジャングルポケット。この2頭を2歳時のラジオたんぱ杯で一蹴した強 さは、いまだに忘れられない。競走馬としては燃焼し尽くしたとはいえない タキオンだが、その優秀な血を二世たちに伝えるに違いない。  今年はシーザリオが史上初めてアメリカのGTを制した。それも、外国か らの血ではなく、サンデーサイレンスの仔スペシャルウィーク産駒だったと ころに、一段と高い価値が認められる。日本の地で生まれ、日本の土で育っ た馬の快挙。シーザリオのVゴールは、歴史が替わった瞬間だった。  アグネスタキオン、スペシャルウィーク、ダンスインザダークはみんなサ ンデーサイレンスの仔で後継種牡馬と目されているが、ダンスインザダーク とアグネスタキオンは、その母系の優秀さにおいて、日本で一、二を争う。 アグネスタキオンは、母アグネスフローラ、祖母アグネスレディーで、3代 続けてクラシックホースに輝いている。  超A級の血統で、超一流の成績であっても、その優秀さがそのまま産駒に 伝わるとは限らないものだが、アグネスタキオン産駒は快調な滑りだしを見 せた。来年にはタニノギムレット、マンハッタンカフェ、ジャングルポケッ トの仔がデビューする。内国産種牡馬の層が随分と厚くなった。