【トーク】
−中央競馬に物申す−


女性騎手の最多勝記録

 愛知県競馬所属の宮下瞳騎手が7月18日、名古屋競馬1Rを1番人気のア ジャイルスーパーで勝ちを収め、1995年10月のデビュー以来、通算勝利を351 とした。これは吉岡牧子元騎手の持つ記録を更新する価値の高い1勝であっ た。  昨年の宮下騎手は46勝にとどまったが、今年は早くも昨年1年分を超えて、 50勝ラインを突破している。東海地区リーディングでも9位につける活躍ぶ りである。アメリカなどでは女性騎手の進出をよく耳にするが、日本ではま だそこまでいかない。そんな時の快記録は、後輩の女性騎手たちにとって、 大きな励みになるだろう。  現在、女性騎手は岩手に千田和江騎手、皆川麻由美騎手、浦和に牛房由美 子騎手、平山真希騎手、荒尾に岩永千明騎手らがいる。数少ない中で、岩永 騎手は昨年、かなり話題になった、今年2年目のジョッキーである。  JRAにも牧原由貴子騎手、西原玲奈騎手と2人いるが、残念なことに、 いずれも今年は未勝利に甘んじている。男性騎手との体力差などを指摘され るが、騎乗機会が極端に少なく、技量発揮の場がないのもまた事実だ。  地方競馬では女性騎手だけの競走を行っているところがある。JRAも全 国の女性騎手、さらに外国からも招いて、女性騎手によるレースの企画はな いのだろうか。競走馬の方はシーザリオやスイープトウショウなど、牝馬が 大活躍の年である。それにちなんでというのではないが、中央競馬の注目度 の高い場所で、女性騎手によるレースが組まれても、一向に不思議ではない と思われるし、その日はきっと多くのファンが競馬場に足を運ぶに違いない。