
【トーク】
−中央競馬に物申す−
クロフネ産駒が一番星
2歳競馬がホッカイドウ競馬の札幌で、すでに始まっている。05年サラブ
レッド2歳の「一番星」は、新種牡馬クロフネの仔、シップアルーフ(牝)
だった。母がテクスチュアで、その父がサンデーサイレンスだから、中央で
走らせたい血統の背景がある。やがて、交流レースなどで姿を見せることだ
ろう。
偉大な種牡馬サンデーサイレンスも、この2歳が最後の産駒となる。「ポ
スト・サンデーサイレンス」はどの種牡馬なのか。ダンスインザダークの仔
が高値で取り引きされたりして、内国産種牡馬の勢いがかなりよさそうであ
る。そこへ、このたびのクロフネ。
クロフネといえば、NHKマイルCを勝ち、ダービーこそ敗退したものの、
秋のJCダートを圧勝した、芝とダート両方のGIを制した名馬である。故
障で早くに現役引退を余儀なくされたが、その分、種牡馬としては若く、大
きな期待がかかっている。まずは、その期待通りの産駒デビューといえる。
JRA競馬の方も6月18日の函館、福島、阪神競馬で一斉に2歳戦がスタ
ートする。ダービーの余韻さめやらぬうちに、来年のダービーを目指しての
戦いが始まるわけで、先のクロフネはもとより、アグネスタキオン、ブラッ
クホーク、さらにはアメリカから輸入のキャプテンスティーヴなどの新血種
が、既成種牡馬としのぎを削ることになる。
テスコボーイが死亡した時などは、当分これほどの種牡馬は出現しないだ
ろうなどといわれたものだが、実際はそういうことなく、きちんと超大物が
現れた。サンデーサイレンスの後継となると、これまでのどの馬よりも難し
いかもしれないが、よくしたもので、きっとまた、素晴らしい種牡馬が出て
くるだろうと、期待している。