【トーク】
−中央競馬に物申す−


売れない障害GI

 中山グランドジャンプはオーストラリアのカラジが、同国勢としては3年 前のセントスティーヴンに次いで、2頭目のJRA・JGIホースに輝いた。 平地のGIは近年、レベルアップどころか、招待馬は低調だが、こと障害に 関しては、オセアニア地区の活躍が目につく。  これはこれでよしとして、肝心の売り上げは20億円に遠く及ばなかった。 メインのGIとしてはまことにさみしい限りで、やはり障害レースは見て面 白いのかもしれないが、それが馬券の売り上げには直結しないものらしい。  以前、障害レースは決して11Rにしなかった。日影が伸びる時間帯の障害 レースは危険度が増すという理由もあって、遅くとも午後2時半くらいとし たものだった。危険なしと判断しての11Rに昇格をとやかくいうつもりはな い。だが、JRA競馬も商売である。一方で、あの手この手で売り上げ増を 図っているにもかかわらず、売れないと分かっている障害レースをメインに 据えるのはどうしたことなのか。  中山グランドジャンプの1着賞金は8000万円。クラシックの桜花賞のそれ は8900万円、皐月賞は少し多くて9700万円である。これをみて、いかに障害 レースの賞金が高額かが一目瞭然である。障害レースを下に見るつもりはな いが、クラシックとの比較で、あるいは売り上げ面からみて、障害レースは 手厚すぎる印象は否めない。  先の皐月賞ではディープインパクトと武豊騎手とのコンビによる横綱相撲 に場内はわいた。障害レースではこうはいかない。やはり競馬は平地、それ もクラシックが華。技術や危険に対して手厚いことはいいが、あまりにも高 すぎる賞金は考えさせられる。