
【トーク】
−中央競馬に物申す−
海外でも日本馬の実力を
3月27日のドバイ・ワールドカップに挑んだ公営・船橋のアジュディミツ
オーは12頭立て6着、およそ14馬身、時計にして2秒ちょっと離されて入線
した。結果は世界の壁は厚かったということなのだろうが、公営所属馬とし
て初めてドバイにチャレンジしたアジュディミツオーは新しいページを開い
たわけで、この挑戦はやがて公営所属の後輩たちに生かされることを願う。
JRAからは今年の参加はなかった。昨年は日本のダート王アドマイヤド
ンをはじめとする強豪が挑んで、思わぬ大敗を喫したものである。これは実
力云々でなく、向こうのコースが多分に影響したようだが、長旅がどうの、
コースがどうのといっているうちは、真に世界で通用しないのかもしれない。
ステイゴールド、トゥザヴィクトリーの活躍はあったものの、総じてドバ
イでの日本馬は不完全燃焼というか、実力を出し切ったとはいえない結果を
重ねている。それもあって、今年はワールドカップのみならず、ほかの大レ
ースにも参加がなかった。
年々、アジアで交流が盛んになっている。4月には香港で、5月にはシン
ガポールで大きなレースが行われ、そこには日本馬が参戦の予定だし、アジ
ア・マイル・チャレンジと銘打った提携競走も今年から始まる。そうした流
れの中で、ドバイ行きゼロは、さみしいといえばさみしい。
昨年の年度代表馬ゼンノロブロイが、今年はヨーロッパ遠征を視野に入れ
ている。これが日本馬の本当の実力だというところを示して、秋のGIシリ
ーズに、さらにパワーアップした姿を見ることができるかもしれない。ヨー
ロッパ、アメリカ、ドバイ、そしてアジア各国に出ての活躍が待ち遠しい。