【トーク】
−中央競馬に物申す−


10年で2番目の時計

 比較的小さな揺れはしょっちゅうだったが、3月20日に福岡沖を襲った大 きな揺れ。新潟地方を襲って間がないというのに、最近は地球全体がどうに かなったかというほどの異変続きである。どこにも安心して身を置く場所が ないということなのだろうか。  話題を替えよう。競馬の方は4月を迎えて、クラシックシーズンの到来だ。 せめて週末のひとときは、いやーなことから解き放たれていたいものだ。  皐月賞トライアルの重賞第二弾・スプリングSは関西馬の人気どころが沈 み、関東馬が5着までを占めた。東西の交流が当たり前の中、西高東低の勢 力図が長くて、重賞で関東馬が上位独占などは、本当に珍しい。  勝ち馬ダンスインザモアのタイムは1800m1分47秒3。これは最近10年で は、02年のタニノギムレット(1分46秒9)に次ぐ数字である。スプリング Sの勝ち馬といえば、先のタニノギムレットをはじめ、バブルガムフェロー、 ネオユニヴァースなど、大物の名が並ぶ。その中にあって、2番目のタイム で優勝は価値が認められる。  牝馬はいうに及ばず、牡馬もまた、関西馬にはディープインパクトがいて、 これに続くとみられる存在も関西馬が多い。唯一、ライバル視されていたス トーミーカフェが故障、手も足も出ないような状態から出現したのが、スプ リングSの上位独占だった。  いくら時計が速くても、それだけで関西馬、とりわけディープインパクト を凌ぐとはいいがたいのだが、少なくとも望みが出てきたのは確かだろう。 関東も関西もない時代ではあるが、ここまでクラシックが関西馬が強いと、 関東馬頑張れと、エールのひとつも送りたくなるというものだ。