
【トーク】
−中央競馬に物申す−
カヤの外のGI
冬の小倉開催が滞りなく日程を消化した。中止、順延がなくて何よりだっ
た。2週間は東西一場開催で、その後に中京とのトリプル開催が始まる。そ
の中京で行われるGIが1200bのスプリント戦、高松宮記念である。4大競
馬場意外の唯一のGI、しかし、そのビッグレースがトリプル開催の従場、
つまり裏開催というのが気になって仕方がない。
高松宮記念の前身は高松宮杯で昭和46年6月27日に創設された。第25回(平
成7年)までは芝2000b、翌8年からGIに昇格、距離も1200bに改められ
たものだ。そのころはダービー後の中京で、ローカルではあっても、関西単
独の開催で、実質的には主場扱いだった。それは5月に移行された平成8年
〜11年も変わりがなかった。
平成12年に、それまでの第2回中京競馬から第1回中京競馬、すなわちト
リプル開催時へと移されて、現在に至っている。GIといえば、中央競馬の
「顔」、しかも数あるGIの中で、この高松宮記念だけがローカル扱いのG
Iでは格下の印象が拭えず、いささかレースの冠名に対しても失礼かとも思
われる。
なぜ5月、あるいは当初のダービー後の開催ではいけないのか。いつも指
摘するが、オークス、ダービーのころは、関西は中京開催になる。京阪神の
多くのファンは足を運びにくいし、最も盛り上がるべきシーズンに、関西は
置いてけぼりを食った感すらある。
どこまでもオークス、ダービーのころを中京開催にこだわるのなら、せめ
て高松宮記念をそこにあて、少しでも関西圏の盛り上がりを図ることは無理
なのか。裏開催のGIでなく、表開催のGI、高松宮記念であるべきだろう。