
【トーク】
−中央競馬に物申す−
最高のスタートを切る
デビュー10年目の節目を迎える福永祐一騎手が、1月のスタート月を快調
に滑りだした。1月終了時点で武豊騎手に次ぐ関西2位の12勝。ちょっと気
の早い話だが、初のJRA年間100勝が現実味を帯びてきたといえる。
昨年は90勝ラインをクリアして師走阪神に臨んだが、勝ち星は伸びず、結
局は王手すらかけられなかった。それでも、04年の最終レースを物にして、
自己最高の96勝をマークした。GIも高松宮記念とオークスで2勝。100の大
台に届かなかったものの、おおむねは満足のいく成績だったと思われる。
しかし、昨今の事情からして、一流ジョッキーとしての表看板である年間
100勝は、どうしても達成しておきたいところである。その肝心要のスタート
で早くもエンジン全開の感。今年にかける意気込みのほどがうかがえる。
1月のJRA競馬のダート重賞はガーネットS、平安S、根岸Sの3レー
スが組まれていた。ガーネットSと平安Sを制した時点で武豊騎手に次ぐ1
月中のダート重賞2勝ジョッキーとなり、先の根岸Sも勝って、1月のJR
Aダート重賞完全制覇をやってのけている。メイショウボーラーに新天地が
開けたことが大きいが、それとコンビを組めた運もまた、この世界では必要
だ。
12勝中、重賞が3勝。勝ち鞍では武豊騎手、あるいは関東の横山典騎手、
柴田善騎手に及ばなかったが、内容においては互角以上の頑張りを見せてい
る。今の厳しい寒さが和らぐ時は、クラシックシーズンの到来である。大き
なレースと年間100勝、この2つの目標に向かって、なお精進を望む。