【トーク】
−中央競馬に物申す−


せめて50円単位で3連単を

 遂にというべきか、むしろ遅かったと表現すべきなのか、ともかくも1月 23日の小倉競馬9レースで405万530円のJRA史上最高配当が飛び出した。 的中票数わずか29票。公営競馬では900万円近い配当がすでに出ているが、J RA競馬も近いうちに1000万馬券の声が聞かれるかもしれない。  話題性には確かに富んでいる。だが、3360通り中の2316番人気の馬券は、 普通の感覚では当たらない。全点買えば33万6000円の投資である。このたび は全点買えばめでたく大当たりだが、いつもいつもこういう買い方ができる わけもないし、それをしてしまっては、もはや競馬とも馬券ともかけ離れて しまう。  いたずらに射幸心をあおるのがJRAの求めた道なのか。こういうでっか い配当に接するたび、3連単馬券の発売単位はせめて50円に下げられないの かと思ってしまう。そうでもしないと、我々庶民の懐具合いはたちまち底を ついてしまいそうだし、底をつかないまでも、当たらなくて興味を失いかね ない。  発売単位を50円にする案も内部では出ているのだろうが、表立ってそうい う声はまだ聞こえてこない。発売単位を引き下げるにあたってはさまざまな 障害がついて回るし、また、お金もかかることだろう。しかし、3連単の100 円単位はリスクが大きすぎる。  先の小倉のケースでは3連複は367番人気、3連単は2316番人気で、約6倍 もの差。それだけ当たりにくいのである。50円単位に切り替えても、難解さ は変わりないとして、負担はいくらかでも軽くなる。より健全な馬券発売を 考えてこそ、ファンも長続きする。