【トーク】
−中央競馬に物申す−


頑張れ常石騎手

 小倉の障害レース(8月28日)で落馬転倒、意識不明の重体に陥っていた 常石騎手は危機を脱し、この8日には北九州のリハビリテーション専門病院 から、京都市内のリハビリ専門病院へ転院している。タクシーと新幹線を利 用した移動にも、疲れた様子がなく、体調も良好だということである。  北九州市内のリハビリ専門病院の担当医によると「少しずつ声が出始めて、 手足の動きも徐々によくなってきている。特に、歩行については、短い距離 であれば杖をつかずに歩くことができる」ということで、この先はさらに大 変だろうが、復活のメドがついたのは確かだ。  脳挫傷、外傷性くも膜下出血、頭蓋内血腫の診断で、意識不明状態が長か った。一時は全く予断を許さない状態にあった。今年は新人騎手が落馬事故 で亡くなっており、改めて騎手という職業の危険さを痛感させられたが、常 石騎手の若さと体力が勝った。  常石騎手は平成8年デビューの27歳。同期には福永騎手、和田騎手などが いる。そのデビュー年の8月4日、場所は同じく小倉で、この時は平地戦だ ったが落馬、脳挫傷を負い、意識不明の状態を招いている。だが、翌9年の 2月には復帰、8月には小倉3歳Sをタケイチケントウで制し、初の重賞を 物にした。  そうして、昨年はビッグテーストで中山グランドジャンプ優勝。障害GI ジョッキーという勲章を手に入れた。恐怖感を乗り越えた、その姿は実に立 派と映ったものだ。今回のリハビリは当時以上に長くて、苦難の日が続くだ ろうが、前回がそうであったように、頑張って1日も早い復帰を期待する。