【トーク】
−中央競馬に物申す−


異変の秋

 そろそろ11月の声を聞こうかという時期に、台風23号が襲来、各地に多大 な被害をもたらせた。つい先だっての22号台風といい、23日に新潟地方を襲 った大地震といい、今年は例年にも増して変な現象が立て続けに起こってい る。不気味といってもいいのかもしれない。  23号台風の影響で20日の園田競馬、川崎競馬が中止、園田では21日に代替 開催を行ったが、川崎は代替がなく、交流レースが取りやめられた。  この秋は異変が相次ぐ。皐月賞馬のダイワメジャーがあろうことか秋の緒 戦で大敗したと思えば、21日にはダービー馬キングカメハメハに右前浅屈腱 炎を発症していることが判明した。ダイワメジャーは異常がなく、天皇賞・ 秋へ向かうようだが、これによって今年の菊花賞はタイトルホース不在で迎 えた。  菊花賞が10月に移されて以降、年々レースがつまらないというのか、興味 が薄れる事態を招いている。3歳の有力どころが天皇賞・秋→ジャパンカッ プのコースをたどるケースが増えているからである。番組自体が秋はジャパ ンカップを頂点に、そこから逆算して組まれているから、ある意味では当然 かもしれないが、三冠最後の淀の菊がこういう状態なのは、何としてもさみ しい。  松田国厩舎は、春はダイワエルシエーロでオークス、キングカメハメハで ダービーとNHKマイルカップを制し、GTを3勝の離れ業をやってのけた。 特に、キングカメハメハはNHKマイルカップとダービーを制した最初の馬 として、歴史にその名を刻み込んだものだ。  その秋。ダイワエルシエーロはローズSで完敗後、秋華賞を直前に回避に 至った。これは疲労が取れないという理由からだったが、キングカメハメハ は神戸新聞杯で健在ぶりを示しながらの故障である。強い馬ほど足に負担が かかって故障しやすいのは仕方ないにしても、春と秋でこんなに事情が変わ るとは…。残念でならない。