【トーク】
−中央競馬に物申す−


是か非か3連単

 8月14日から始まる1回札幌競馬(9月5日に終了)で3連単馬券(1、 2、3着を着順通りに当てる)が先行発売される。はくぼ競馬なので、メイ ンは9R、そのメインレースと最終レースが札幌競馬場、ウインズ札幌と米 子でテスト発売となる。そして、9月11日からの秋競馬で本格導入で、その 時には18頭立てのレースも発売が可能となっている見通しだ。  すでに公営競馬では本格導入しているところもある。JRAでは当面、後 半の4レースに限っての発売になるが、やがてその窓口は拡大されるのは確 実である。当たればデカい3連単。しかし、そう簡単には当たらない。当た らないからこそ、1000万円近い配当が飛び出したりする。  宝くじはジャンボで数億円、サッカーくじも億という単位の配当が出るケ ースがある。だが、競馬で1000万円などという馬券を狙うことがまともとい えるのか、このへんは議論の分かれるところだろう。ただ、一獲千金の夢に とっぷりつかってしまうのが、中央競馬本来のあり方なのか。  また、3連単の導入は話題性を提供しても、それが売り上げの伸びには直 結しないと思われる。馬券の点数が増えるうえ、なかなか当たらない。それ が続くと、馬券離れにもつながる。その時によって単勝、枠連、馬連、馬単、 3連複を上手に買い分けられるならともかく、よりギャンブル性の強い方に 手を出せば、元には戻りにくいのも確かである。  諸外国が盛んであろうと、ほかのギャンブルやくじが高額であろうと、何 も中央競馬会がそれにならう必要はない。導入が決定したものを今さらどう いっても始まらないが、庶民の週末のささやかな楽しみという観点から発展 してきたことを思えば、いささかの危惧を抱いたりする。