
【トーク】
−中央競馬に物申す−
ほのかに「東高」の兆し
低迷が続いた関東馬が今年のクラシックで頑張っている。桜花賞がダンス
インザムード、皐月賞はダイワメジャー、そして、今週のオークスも、桜花
賞を無敗で制したことでダンスインザムードの二冠ムードが濃厚となってい
る。ダービーも、トライアルの青葉賞でハイアーゲームが2分24秒1という
歴代のダービー馬も真っ青のタイムで優勝した。
以前は関東馬が強かった。その勢力図が逆転したのは、栗東に坂路ができ
て以来だろうか。のちに美浦にも坂路ができたものの、平成時代はずっと「
西高東低」であった。やっと東から風が吹きつつあるということか。
今の東京競馬は速い時計が出やすい。古馬500万クラスの芝2400mで2分25
秒0が出た。その馬が次走はコロッと負けているのだから、ハイアーゲーム
の時計をどこまで信じていいのか迷ってしまうが、あれだけの時計が出たの
は紛れもない事実。まぐれでマークできる時計ではない。
久びさに春のクラシックは関東馬の全勝かと思わせた矢先、NHKマイル
Cでキングカメハメハが躍り出た。とにかく強かった。皐月賞3、4着を一
蹴して5馬身。あれが初めてのマイル戦とは思えないくらいであった。
松田国厩舎はNHKマイルCからダービーの路線に重きを置くのか、クロ
フネ、タニノギムレットに次いで3頭目の有力馬を送り出すことになる。ク
ロフネが敗れ、タニノギムレットは見事に優勝した。馬主の金子真人氏とし
てはカメハメハでクロフネの雪辱を期すのだが、これは関東馬にとって何と
も脅威。この強敵を破ってこそ本物の東からの風に変わる。