
【トーク】
−中央競馬に物申す−
荒尾の星にも注目
ハルウララは5月5日の高知競馬に出走して6着、連敗が108にまで伸びた。
連敗で高知競馬場のみならず全国にフィーバーを巻き起こしたのだから凄い。
100戦以上も勝てない馬を走り続けさせたところに、ファンの共感を呼んだの
は間違いない。
負け続けるヒロインがハルウララなら、熊本は荒尾競馬場に27戦25勝、も
っか24連勝中の牝6歳、キサスキサスキサスがいる。今のところハルウララ
の知名度に及ばないが、ネーミングもしゃれていて、ドージマファイターの
連勝記録(29連勝)に迫ったりするころには、マスコミがこぞって押し寄せ
るかもしれない。
そのキサスキサスキサスは昨年の11月25日以来、しばらく休んでいたが、
5月11日の火曜日に出走で、この号が出るころには25連勝か、連勝ストップ
かは分かっているだろう。その結果はともかくとして、キサスキサスキサス
の名前は記憶にとどめていてほしい。
キサスキサスキサスはシアトルダンサーIIとアビームバンブーの仔で、ス
プリングバンブーなどに通じる良血馬だ。当初は中央入りした。弱くて物に
ならず、未出走のままホッカイドウ競馬へ転厩。そこでもだめで、九州は荒
尾へトレードされて、ようやくデビューにこぎつけたのは4歳(2002年)の
4月23日。初戦こそ3着だが、2戦目に勝ち、3戦目2着、そうして4戦目
から連勝街道を走り続けた。
中央馬の華々しさとは縁遠い世界にいるわけだが、体質が弱くて競走馬に
なるか危ぶまれた馬を、ここまでに育て上げた調教師をはじめ関係者の努力
は大いにたたえたい。たとえ連勝がストップしていたとしても、荒尾競馬に
夢を与え続けた功績は大きい。中央競馬にもこうしたヒーロー、ヒロインの
出現が待ち遠しい。