
【トーク】
−中央競馬に物申す−
毎週の前売りは必要か
春たけなわ。競馬も「祭典」のダービーへ向けて、いよいよヒートアップ
する。本格的シーズンを迎えて、前売りのレースが多くなった。4月24日の
土曜日などは東京、京都、福島の日曜メインが前売りされた。土曜日3場で
36レース、そのうえでの前売りである。そこで素朴な疑問、「前売り」は必
要なのか。
GIレースの前売りは、レースをより盛り上げるために必要だろうし、ず
っと前からの慣習でもあってスムーズに受け入れられる。しかし、こう毎週
のように前売りでは、どうも落ち着かない。売り上げ面での効果も上がると
は思えない。
売り上げ増、あるいはファンサービスをうたって、JRAは前々日発売を
含めて、前売りの拡大、さらに早朝、あるいは夜までと、その窓口を大きく
している。重宝といえば重宝だが、多くの人に利便性があるかというと、こ
れは甚だ疑問であろう。
厳冬期の1〜3月は、GIのフェブラリーSを除いて重賞の前売りは行わ
れない。雪などで開催が危ぶまれるケースを考慮してのことだが、前売りが
ないから不便だという声は、そう聞こえてこない。つまり、無理して重賞の
前売りをする必要性はないわけだ。
土曜競馬と一緒に前売りも検討するというのでは、いささかうんざりする
時もある。土曜日の競馬を終わった後、日曜日の検討にかかるのが常道とい
うもので、それなら、当日の早朝発売で用は足りるし、競馬は毎週行われる。
天候も分からない前売りに走るより、買えなければ、無理をせず資金を次の
週に回せばいい。今の時代、もっと余裕をもった楽しみ方があってもよさそ
うに思われる。