
【トーク】
−中央競馬に物申す−
外国人騎手の3連覇
皐月賞はホッカイドウ競馬の星コスモバルクでなく、トライアル勝ちのサ
ンデー産駒でもなく、人気薄のサンデー産駒ダイワメジャーが優勝をさらっ
た。流れに乗り切ったとはいえ、2000m1分58秒6は、歴代の勝ち馬と遜色
なく、これが1勝馬かと思わせるほど、さっそうとした抜け出しようであっ
た。
1勝馬の皐月賞優勝は、随分とさかのぼらなければ出てこない。第一、1
勝馬では出走の権利すら取りづらいし、出られたとしても500万下の身でGI
の舞台は荷が重すぎると考えるのが普通である。ダイワメジャーは3月21日
のスプリングSで3着、出走の権利を得た。
そのレースは際どい3着で、4着アポインテッドデイとはわずかクビ差だっ
た。これがひっくり返っていれば、歴史的な1勝馬の皐月賞優勝はなかった
わけで、何という強運、そして、その強運を見事に生かした馬の力量と鞍上
が立派だった。
これで皐月賞は一昨年ノーリーズンのドイル騎手、昨年と今年はデムーロ
騎手で、3年連続して短期免許の外国人騎手が制したことになる。昨年のネ
オユニヴァースは人気に応えた形だが、あとの2頭は伏兵ぶりを発揮した勝
利。これで一段と外国人ジョッキーの評価が上がる。
来年、もしデムーロ騎手がこの時期に日本で騎乗すれば、皐月賞3連覇に
挑むことになる。皐月賞3連覇は昭和33年から35年に渡辺正人騎手がタイセ
イホープ、ウイルデイール、コダマで達成しているだけ。短期免許の外国人
騎手が偉業に挑むとすれば、それはそれで話題を提供するだろう。一方で、
それを阻止すべく、JRA所属の騎手たちの奮起にも期待したいものだ。