
【トーク】
−中央競馬に物申す−
3連単馬券の功罪は
8月14日からの札幌競馬から、JRAも3連単の発売を始める。1着、2
着、3着を着順通りに当てる馬券で、すでに公営競馬では実施しているとこ
ろもあって、それを待っているファンも少なくないだろう。
夏競馬の先行発売中は、最大16頭しか3連単馬券を売ることができないが、
その間に農林水産大臣の承認を得る手はずで、秋のGIは18頭立ての3連単
が誕生することになる。
JRAの3連複でも100万を超える高額配当が飛び出したり、そこまでいか
ずとも、何10万円の配当には、もう驚かなくなった。3連単ともなれば、1
千万円台の配当が出て不思議でない。サッカークジで1億、2億、パチンコ
やパチスロでも何10万円も勝つことがある時代だから、中央競馬にもという
わけだが、射幸心をあおりすぎる面は否定できない。
高い配当を狙って3連単の世界に入り込むと、なかなか元には戻りづらい
ものである。かつてパチンコがそうだった。1箱で2000円くらい、それで換
金する人も結構いたが、最近ではケタが違っている。一獲千金の夢は夢とし
て、そこに潜む魔性には十分な警戒が必要だろう。
本来、中央競馬は週末の2日、ささやかな楽しみができるギャンブルとし
て、今では周辺の理解を得ていると思われる。このようなエスカレートは時
代の流れといっても、その行き着く先に多少の危惧を感じないでもない。3
連単の導入に反対するのではないが、そこのところをよく心得て買いたいも
のだ。