【トーク】
−中央競馬に物申す−


きっと近い将来に

 アドマイヤドンをはじめ4頭が遠征したドバイの高額賞金レースは、ワー ルドCの3頭が惨敗、わずかにゴールデンシャヒーンに出走のマイネルセレ クトが5着で入着を果たしたにとどまり、今回もまた頂点に立てなかった。 昨年はイラク進攻のあおりもあって参加を見合わせており、その分もと力が 入ったが、意気込みと結果は反比例した形だ。  それにしても、ワールドCの日本馬が揃いも揃って、あそこまで大きな差 で敗退するとは考えもしなかった。ダートの質の違い、気候の差、環境の変 化など、いろいろな原因が重なってのものとしても、それをいえばアメリカ 馬も同じで、そのアメリカ馬は文句なしに強かった。  かつてトゥザヴィクトリーが展開に恵まれたにせよ、タッチの差まで粘り 抜いた。今年の代表馬、とりわけアドマイヤドンは年齢からも、ドバイ遠征 の日本馬としては最強といってよい。それがあんなに負けた。ショックな半 面、逆にいうと、あの負けっぷりにかえってサバサバする。  香港では日本馬がよく活躍するし、ヨーロッパでもエルコンドルパサーが 長期滞在で成果を上げたかと思えば、アグネスワールドのように短期間の遠 征でGIを制した馬もいる。その馬、その馬に合った調整法、さらに気候や 風土が加わるから、口でいうほど簡単なわけではないのだが、アドマイヤド ンが来年、再び挑戦するなら、今回の経験がきっと役立つに違いない。  1馬身や2馬身の差で叩き合って敗れたのではなく、大差も大差なのだか ら、全くレースをしていないことになる。日本馬のレベルは世界に通用する ほど上がっているのは確かで、今のところはどちらかいうと「内弁慶」だが、 近い将来、きっとドバイで大向こうを唸らせる馬が現れるだろう。