【トーク】
−中央競馬に物申す−


今年は小倉から桜便り

 桜花賞トライアル・フィリーズレビューで新星が誕生した。1月小倉デビ ューのムーヴオブサンデーがそれで、3戦3勝、それも数字の裏付けが伴う 強いレースばかりである。同じトライアルのチューリップ賞組に実績馬が揃 っていたが、圧倒的な内容から、桜花賞では1番人気に支持されようかとい う雰囲気だ。  昨年の牝馬三冠スティルインラブは京都の紅梅Sを1分22秒1で物にして いる。コースの違い、レースの流れなど、さまざまな差があるにせよ、フィ リーズレビューでムーヴオブサンデーがマークした1分21秒3は、相当に優 秀であったと分かる。  小倉デビュー組の牝馬で強いと思わせたのは、最近ではダンスパートナー だろうか。この馬は桜花賞2着からオークスで優勝を飾っている。オクの深 さはともかくとして、現時点での切れ味は今年のムーヴオブサンデーが勝っ ている気がする。  安藤勝己騎手は公営所属時代の平成7年、ライデンリーダーとのコンビで、 フィリーズレビューの前身である4歳牝馬特別を勝ち、桜花賞を1番人気で 臨みながら敗退の悔しい経験がある。今度は中央の騎手として、そのリベン ジを果たす時がやって来た。  今年3歳の小倉デビュー組は牡馬でメイショウボーラーがいて、牡牝とも クラシックで有力視されるほど、かつてないほどのハイレベルだ。小倉デビ ューといえば、しょせんローカルと下目にみられがちで、事実、桜花賞に関 しては優勝馬が出ていない。だが、どうやら今年は小倉の桜が一番美しいの かもしれない。