
【トーク】
−中央競馬に物申す−
ポスト・サンデー
サンデーサイレンスは2002年に死したが、その産駒の活躍は、以前にも増
してすさまじい。この11日の京都競馬で産駒のJRA通算勝利が1750勝とな
り、ノーザンテーストを抜いて歴代1位に躍り出た。さらに、12日にはシン
ザン記念でグレイトジャーニーが快勝、クラシック戦線に名乗り出た。
ノーザンテーストはその産駒が25年かかって1749勝を積み重ねたもの。そ
れをわずか11年で塗り替えるのだから、死なれてみて、改めてその偉大さが
分かったというところか。残した功績の大きさを思うにつけ、まだまだ十分
に働ける年齢での死亡による損失は計り知れない。
2002年はサンデーサイレンスをはじめ、エルコンドルパサー、エンドスウ
ィープ、2003年にはタマモクロスなどが死亡、海外では大物種牡馬のデイン
ヒルもこの世を去っている。こうして眺めていくと、この1、2年は世代交
替の節目かもしれない。
サンデーサイレンスの仔は来年デビューの2歳が最後になる。さあ、そこ
からが大変だ。タイキシャトル、内国産のダンスインザダーク、サクラバク
シンオーなどの仔が活躍しているが、むろんのこと断然とまではいかず、ブ
ライアンズタイムにしても、何年か周期で超大物を輩出するが、コンスタン
トさに欠けるということで、サンデーの後継馬はまだ見当たらない。
偉大な種牡馬の後継が何の苦労もなく見つかるなら世話はない。当分の間
は「ポスト・サンデー」をめぐって種牡馬の戦国時代に突入するかもしれな
い。1頭がずば抜けた時代もよし、内国産、輸入種牡馬が入り乱れてのリー
ディングサイアー争いもまた、それはそれで興味は尽きない。