【トーク】
−中央競馬に物申す−


条件つきでスライド代替

 JRAは、代替競馬の枠順スライドを条件つきで認めた。8月2日にさか のぼって、そういう規定にしたという。その条件とは、前売りレース(重賞) や開催日の馬券発売前(原則午前9時)に中止が決定し、なおかつ、公正確 保の面で問題がない(馬の体調や輸送による影響がないこと)場合。月曜日 に出馬投票をやり直さず代替開催を行うというものである。1枚でも馬券が 売れていれば従来通りで、途中中止の続行競馬などは出馬投票をやり直す。 これまで何が何でも「出馬投票のやり直し」の姿勢を貫いてきたJRAが、 条件つきながらスライド代替に踏み切った。  「公正」の面からいえば、この冬の京都で中止、順延の際、出馬投票をや り直すのが必ずしも「公正」でないと強く感じた。栗東所属の馬は京都に居 残れず、帰りの馬運車に長時間閉じ込められ、一方、関東馬は京都に居残っ たし、投票のやり直しで新たに出走できた馬がいた。結果は、これほどかと 思わせるほど、関東馬や新たに出走した馬が活躍している。随分と物議をか もしたのは記憶に新しい。  ただ、かなりややこしい。出馬投票をやり直したり、やり直さなかったり で代替競馬を行えば、ファンの混乱を招く恐れは十二分にある。このへんは JRAがPRに努めるらしいから、その効果に期待したいが、頑として動か なかったスライド代替への第一歩が動き始めた。ファンの声を聞こうという 表れであろうか。