【トーク】
−中央競馬に物申す−


武豊のいる秋競馬風景

 先日の世界陸上は大いに盛り上がった。ことに、女子マラソンは日曜日の 深夜だというのに、24%だかの驚異的な視聴率を記録したらしい。高校野球 では 150キロを超える豪速球投手が話題になっている。眠い目をこすりなが ら、あるいは忙しい中をさいてのTV観戦は、それぞれその対象が魅力的だ からであろう。  競馬も、かつてはシンザン、ハイセイコー、平成に入ってはオグリキャッ プ、ナリタブライアンが出て活況を呈したものだ。時代の背景が異なるとは いえ、現在はテイエムオペラオーがいても、売り上げはおろか、ファン増員 につながってこない。レジャーの多様化だけが原因だろうか。  ヒーローは馬に限らず、ジョッキーも欠かせない。ペリエ、デザーモ、デ ムーロの外国人騎手、公営からの安藤勝、小牧太など、彼らの活躍はそれは それでよしとするし、実際に素晴らしいのだが、肝心かなめのJRA第一人 者がフランスに本拠を置いて戦っているというのでは、やはりファンにとっ てはさみしい。  武豊騎手はケガで日本に帰っており、もうしばらくすると、またフランス へ渡るようだ。10月のシーズンオフを待って帰国の予定といわれるが、1日 も早い日本での復帰を願う。人気馬なら安心、その逆に、伏兵馬でも「何と かしてくれる」と思うジョッキーがいるから、馬券を買おうという気になる ファンも多いはずである。テイエムオペラオーがいて、メイショウドトウが いて、その虚をつく馬に武豊が乗る。そうなってこそ、秋競馬は魅力で、盛 り上がるに違いない。