競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


各競馬場に特色を生かせ

 リニューアルした新潟競馬場が開幕した。直線の1000mコースが売り物で ある。JRAも抜け目なしに初日は閃光特別、2日目は疾風特別を行った。 この感覚は褒められる。  欲をいえば4日目の北陸Sをこのたぐいのレース名をつけたかった。オー プン特別である。5日目の新潟日報賞を1000m戦にした。これはマッチして いる。  この新潟に見るよう、各競馬場が特色を持ったならJRAの競馬がどれほ ど楽しいか。中京の砂コース、札幌のダートコース。いずれも本馬場を当て ていた。それがJRAの統一性、画一性から、どの競馬場も同じようなスタ ンド、本馬場は芝コースに変更している。中京の砂コースは「熱砂の舞い」。 札幌のダートコースは「石つぶて飛ぶ」などの見出しが専門紙で踊った。  それぞれ各競馬場に特徴があって観戦の思い出も深まる。競馬はレース本 位でなければならぬかもしらないが、我が国の競馬は馬券を売ってなんぼで あり、その興行性も看過できない。JRAに“商売人”の役員がいたら、ス タンド、コースなど同一に近いものにしていなかったろう。その意味で、新 潟の直線1000mコースは上出来だ。  この際である。札幌の本馬場をダートコース、中京も本馬場を砂コースに 戻すことを考えたい。できたら、阪神の本馬場をダートに変えて、ダートの 桜花賞も必見ものだ。  ジャパンカップダートを行っているが、牝馬がクラシック緒戦をダートで 戦うことも楽しいと思える。中山の競馬場もダートに変えたら興行性で満点 だ。考えてみよう。