競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


無理に創設の宝塚記念

 宝塚記念が済んで、そのあり方をつくづく考えさせられる。このレースは 春競馬で一つのGレースにすぎない。どうひねくり回しても、有馬記念と肩 を並べることは無理である。この際だから明かすが、このレース創設を強く 働きかけた浅慮が悔やまれてならない。中山競馬場に有馬記念が創設された。 「関東偏重だ」と、強い反発を感じたからである。  やみくもに「関西にもファン投票レースを」と迫ったあげく、宝塚記念が 設けられた。ファン投票は関西地区限定だ。姑息なJRAらしい。これも口 説いて全国版になる。  その時は「関東偏重」打破を目指していた。レースの後、先など考えてい ない。今、思えば、レースの後、先を考えて進言すべきだった。  宝塚記念を無理やりに設けさせたが、このたびは改革の進言であり、ひと つのアイデアも含めた。もっとも、本欄をお読みのファンなら、すでにご承 知の有馬記念と宝塚記念を年末の中山、阪神の最終週に並べて、優勝馬本拠 地制で“日本一争い”である。“日本一争い”には“グランプリ”と銘を打 つ。片やにはGIIIくらいで“残念レース”とする。  これなら、ファンも地元馬を応援してし甲斐ありだ。もちろん、ファン投 票であって、年1回がよろしい。そして、7月阪神と6月中京は旧に戻すこ とである。オークス、ダービーが阪神など関西地区の大ファンを動かすが、 中京地区ファンの比ではない。中京、小倉が夏競馬になるが、これはファン も身にしみている。ぜひ改革を願う。