競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


宝塚記念は回避馬多し

 宝塚記念(6月24日)で春のGIレースはピリオドを打つ。中京と阪神を 入れ替えて「春の日本一争い」に有力馬、人気馬が出走しやすいようにした が、それはJRAの思惑だけであった。どうもフルゲート(18頭)に満たぬ 出走馬しか集まらぬらしい。出走云々は馬主、調教師の判断によるが、不況 のJRAを考えてほしいものである。  一時、「外国産馬のクロフネが出走か」の情報も流れたが、噂にとどまっ た。NHKマイルCを優勝して、中2週の強行軍でダービーに挑戦して5着 なら、好走ともいえる。しかし、調教師としては納得ゆかぬ面もあって、宝 塚記念で確かめたい思いをもったようであるが、強行軍の後であり、自重し たかと思える。外国産馬の高馬を預かれば当然か。  疲れを癒したら秋の天皇賞(10月28日)がある。距離はクロフネに打って つけの2000mで、舞台は東京だ。レースとしても、秋の天皇賞は宝塚記念よ り格も価値も高い。クロフネの自重は合点できる。しかし、ダービー組の回 避はうなずけない。秋の菊花賞で“三冠”がかかっていればともかくである。 また、2、3着馬も回避した。  これはJRAの思惑に反して、宝塚記念を軽く思っている。馬主も調教師 も、何とかJRAの売り上げ増に協力したい。馬主、調教師の収入源はすべ て賞金にある。売り上げに協力は、我が身のためといえなくもない。ともか く、馬主、調教師が宝塚記念を低くみている。宝塚記念の先ゆきが思いやら れてならない。何とか改革の必要がある。 【訂正】先週号(24)のトーク9行目「阪神が終了したら、小倉で夏競馬 ……」は、現行の5月中京、6月阪神開催を旧に戻し、阪神が終了したら、 中京、小倉で夏競馬という趣旨でした。訂正します。