競馬評論家の天馬が
中央競馬を辛口批評。
【トーク】
中央競馬にもの申す
不況下で発想転換が必要
重賞レースはファンを呼ぶのに欠かせない。25日の阪神は入場人員が何と
28169人で24日(土曜日)の28638人より下回った。25日の中京は42644人であ
る。GTレースと重賞レースなしの差だが、阪神は重賞なしのさみしさが身
にしみて分かったはずだ。中京の高松宮記念を盛り上げるため毎日杯を土曜
日に回しているが、その土曜日もわずかの増員である。
競馬が好況で競馬場、ウインズがファンで押すな押すなの時期なら、その
策もうなずけるが、不況下で何とかファンを集めたい時期には不適切な策と
いえる。JRAは不況下で何かに発想の転換をしなければならないが、それ
がどうも後手の感じが拭えない。ウインズも、100円馬券をどこも売るべきだ
が、周辺との話し合いに尻込みしてびびるようだ。100円馬券の発売は必要
である。
サッカーくじに対抗のためにも100円馬券を発売したい。たとえば梅田ウ
インズで100円馬券を発売したら、客足を呼ぶことになるが、それが周辺に
気をつかわねばならず、ギャンブル商売の難しさを思わせる。しかし、それ
を越えてやらねば不況を克服できない。理事は総力をあげて売り上げ増にチ
エを傾けることだ。理事が一生懸命になって職員も勤労意欲がわく。
1日の日曜日はファンが詰めかけた(42697人)。無敵馬、ダービー馬、
菊花賞馬がシーズン明けの手合いだ。これでファンが呼べぬならJRAの不
況は深刻としか思えない。不況は深刻かとも思えるが、それを克服の力はJ
RAにある。言って悪いが、理事諸公が本当は不況を感じていず、自分の任
期を無事に過ごせたらという思いが濃い。公団、公社にありがちなことであ
る。