競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


強い馬がいて売り上げ心配

今年のクラシック戦線は牡、牝ともに強い馬が現れている。そのクラシック 第一弾は桜花賞(4月8日)だが、この間のチューリップ賞(3月3日)を 勝ったテイエムオーシャンが圧倒的だ。その強さは文句なし。恐らく桜花賞 もこの馬だろう。「桜は鍋に入れたも同然で、あとは蓋をするだけ」に等し い。相手探しだ。
第二弾の皐月賞(4月15日)はアグネスタキオンで決まりといえる。僚馬の アグネスゴールドも使ってくるが、河内がどっちに乗るか。その手替わりは 誰かが興味である。馬主、調教師ともに頭が痛かろう。これは持てるものの 悩みで、はためにはうらやましい限りだ。こう眺めたら桜花賞、皐月賞とも に売り上げ増は期待できない。
ひょっとしたら売り上げ減かもしれない。JRAは少しでも売り上げ増を期 待するが、強い馬はレース面で喜べても売り上げ面で首をかしげる。その強 い馬にぶつかってくる馬が1頭でも多く出走してくれることだ。「勝負はや ってみなければ分からぬ」で出走の根拠があって売り上げも増える。これは 一つに馬主、厩舎の協力だ。
強い馬を逃げて出馬が少なかったら売り上げ低調は免れない。栗東、美浦ト レセンのJRA職員は、出走勧誘に汗をかくことである。昔の競馬場ごとに 厩舎が所在したころは馬資源も少なくて業務課の職員は競馬ごとに出馬を揃 えることで走り回った。クラシックレースを盛り上げるために、JRA職員 も大汗をかいてもらいたい。