競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


栄進でなく是正のため

 前号で次回の理事移動(2年ぐらい先)にレース編成で大ナタを振るった 理事が常務理事へ昇進は大いにあると書いた。それはここ3、4年間で大ナ タを振るった影響が分かる。それに伴い、ナタを振った是正をしなければな らない。その是正が平理事だといちいち上役の常務理事の意見を聞くことに なるが、当人が常務ならスムーズに運べる。  大ナタを振る時の常務理事が平理事任せにしたことも、ナタを振るいやす くした。是正についても仕事をしやすくなることで、その理事を常務理事に つける。これは栄進でない。仕事をしやすくすることにほかならない。競馬 の興味を1年間に絞り込んでいるが、これでは強い馬づくりなどできぬと思 える。馬づくりは年月が必要だ。  強い馬づくりの言葉を近ごろは聞かない。不況対策に追われてそれどころ でないかもしれないが、競馬で強い馬づくりを忘れてはおしまい。2歳、3 歳のレースを積んで4、5歳が強い馬になる。また、一方でその年月をかけ る間に3歳馬が菊花賞の後、有馬記念に挑戦して強い馬が飛び出すかもしれ ない。それが競馬の興味でもある。  昨年(平成12年)は4歳馬がたまたま弱かった。せっかくレース間隔を開け て4歳馬がジャパンC、有馬記念への挑戦をしやすくしているが、肝心の馬 が走ってくれなかったのである。だから、レース編成で大ナタを振るうこと もなかった。その理事はホゾを噛んだに違いない。レースを元に戻して季節 にも合うレース編成が望まれる。