競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


年度代表馬はどの馬か

 年度代表馬に有馬記念の優勝馬が挙げられる。昨年はそうでなかったが、 今年はどうだろう。ジャパンCを優勝したエルコンドルパサーが出走を回避 した。同馬は距離疑問を抱えてジャパンCへ挑んだのであるが、見事に距離 を克服し、4歳馬で優勝している。有馬記念も優勝なら文句なしに年度代表 馬に挙がった。  有馬記念にはタイキシャトルも出走してほしかった。距離の適性云々はあ るが、「強い馬」にはそれを超えて闘魂発揮が望まれる。同馬もその気はあ ったが、外国の競馬感覚を尊重して短距離のGTレースに出走した。それが 「好事魔多し」3着。競馬でシナリオを書きすぎている。「レースはやって みなければ分からない」だ。  もし有馬記念にエルコンドルパサーが出走して優勝、短距離のGTレース でタイキも優勝という時は年度代表馬は票割れしたであろう。レースの格は 有馬記念が上。しかし片や海外遠征でGT制覇を遂げている。いずれを年度 代表馬に推すか判断は難しい。このような場合は手間をかけても、年度代表 馬のみ再投票することだ。  それもエルコンドルとタイキが有馬記念で戦っていたら、セイウンスカイ も含めて勝負は決着がついた。エルコンドルもジャパンCに距離疑問を抱え て挑んでいる。タイキも有馬記念は距離適性に合わないが、戦ったら克服し たかもしれない。そんな実力決着こそファンが望むところだ。有馬記念でセ イウンスカイが優勝なら、GT3勝で年度代表馬は票割れしよう。