競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


仮柵の是非を見直したい

 競馬の出馬を見て“武豊”の名前がないのは“泡のないビール”、“燗冷 ましの酒”に思える。ファンの中には“武豊”が当てで馬券を買う向きも少 なくない。その騎手が反則を犯して「騎乗停止」処分である。いくらか馬券 の売り上げに響くかもしれないが、規則違反では仕方がない。人気騎手だけ に一罰百戒にはなる。  その武豊は秋の天皇賞で人気の逃げ馬を快調に飛ばした。仮柵が外された 内コースであるが、「好事魔多し」で4角前に差しかかって故障を発生して いる。ぐりぐりの◎印がずらりだったが、故障で万事休した。せっかく内を 引いた強運が逆に悲運だったかもしれない。仮柵が問題視される。  勝負は同一条件で争うことが必須だ。それがコースに良と悪を生じさす仮 柵を設けるが、これを馬主や調教師、また騎手、厩務員からその是非につい て声が上がらないのである。仮柵は馬場保護が目的だが、勝負の同一条件を 損なっては主客転倒だ。枠順の内、外も馬によっては同一条件にそわないが、 それは抽選で仕方がない。  仮柵を人為的につけたり外したりするが、勝負の同一条件を人為的に損な うものである。良馬場、荒れ馬場、重馬場、泥んこ馬場など同一条件で勝負 を戦わせたい。そうあってこそ、負けても納得できる。菊花賞でも逃げ馬が 最内の良コースを引き当てた。逃げ足が思いのままに伸びてレコードを更新 している。そのレコードは仮柵がもたらしたといえなくもない。 行われ、伏兵ドリームスキーム(C.ボレル)が1分34秒4で優勝した。 2着は1馬